ある着物屋さんで「桜は日本の国の花だから、四季を通じていつでも着ていいんですよ」と言われました。
だがしかし、私はやはり、桜はこの時期だけにしたい。
開花宣言から一週間で満開になり、じきに散ってしまう桜。
桜前線の北上がニュースになるほどの国だからこそ、「桜の柄の浴衣」や「クリスマスに桜の帯」は似つかわしくないと思っています。
というわけで、今日の私の半襟は、桜。
ティッシュケースと帯揚げ、草履の鼻緒も桜。
ぶりかえしてきた寒さしのぎに巻いたファーも、バッグも桜色。
ここまで統一するのは野暮だけれど、桜なら、そしてこの一週間ほどだけだから、思い切って浸りたくなります。
そして向かうは「桜橋交差点」だから、嬉しくなってしまいます。
桜色の地鶏にレバーのパテ、桜の花芯の色をした豚肉の刺身(!)。
ワインは、桜の枝を思わせる、もったりした濃い目の赤を。
お店を出たら、桜の先触れをするかのように、ハナミズキの大木が満開を迎えておりました。
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