いやあ、ご隠居のところへは、顔を出してみるもんだね。人間を長くやってるから、いろんなことを知ってやがる。今の衿野は、これまでの衿野とは、わけが違うよ。「キロ○分」とか、ペースを考えながら走ることを、覚えちまったんだからね。
ご隠居ならぬ、現役バリバリの皆様方とのおつきあいから、思ってもいなかったミッションに、挑戦することとなりました。それは「フルマラソンの自己ベスト更新」です。
これまで走ったフルマラソンで、自己ベストを更新しようと思って走ったことは、一度もありません。ホノルルにパリ、東京と、「打ち上げのために、余力を残してゴールすること」が課された大会ばかりを、選んでまいりました。
転機となったのは、「ランナーズ」誌での連載です。ファンラン道を究めるというテーマで執筆を続けるうちに、「シリアスに走る」ことの意味を考え、また、人との出会いもありました。ふと気づいて数えたら、次の大会が「10回目のフルマラソン」ではないですか!
というわけで、同誌にて、4月のマラソン大会で、フルの自己ベストを更新すると宣言いたしました。市民ランナーとして、これ以上、素晴らしい宣言場所があるでしょうか?
マラソン大会を走っていると「ランナーズ、読んでます!」と声をかけられることも多い昨今、さすがにみっともない走りはできません。宣言しちゃったからには、達成しないとね。
そこで周囲にも、そう宣言してみたところ、たちどころにバックアップ体制が整うというのも、船徳いや人徳でしょう。徳さんや、危ないと思ったら、石垣に手をついて、すぐ助けを呼ぶんだよ。なんの女将さん、あっしに任しておいて、おくんなさい。
マラソン大会への準備は、ただ一つ。「きちんと距離を踏む」であります。
本日は、ラ誌の打ち合わせで、恒例の「皇居2周→ランチ」です。集合時間の50分前に皇居へと行き、まずは自主練習で一周、32分。途中で担当嬢と合流し、次の一周は28分。
ラスト一周は、のんびり行こうと減速したけれど、33分。いいペースです。
さあランチだ。いつもは「蕎麦」の私たちですが、今日はカジュアル・フレンチで。トリッパの煮込み、デザート無しで一致す。トリッパとは、「センマイ」です。これは洋風の煮込みが、いちばんおいしい気がしております。


その後、しばし労働を。
夜は、某様と、下町のお寿司屋さんで合流。たまたま前回もそうだったのですが、河岸(築地の市場)が、お休みの日。鮪の肝をあぶったのだとか、活かしておいた貝だとか、漬けてあったアレコレとか、楽しい一品が次々と。
お酒はなんと「持ち込み」。しかも某有名フレンチレストランの、オーナーシェフからの年賀のお酒など、ドラマのありすぎる逸品ぞろい。
某様とは「手酌がいちばん!」も一致しており、それぞれ、お銚子を目の前に置き、好き勝手に飲むというスタイルです。
私は最も心地よいお酒を飲む場は「街場のお寿司屋さんのカウンター」だと思っております。ライブです。コミュニケーションがあります。
さあ、お寿司をたっぷり堪能した。そろそろ帰りましょう。ん? タクシーは、なぜか反対方向へ。そして竹の子の素焼き、てんぷらを、またまた堪能す。ちなみにてんぷらも「それぞれ」で、某様は牡蠣、私はふきのとうのお皿を、それぞれ、目の前に置いて、お互いに、独り占め。
さあ、そろそろ、帰りましょう。今度は本当に、帰りました。
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