浅草にて、「三社祭」です。実は初めての、このお祭り。どうにも見当がつきません。ともあれ「駒形どぜうに、11時半集合」と言われておりますから、そうしましょう。
お店の前は、たくさんの人、人、人。お神輿を見物がてら、順番待ちをしている風情の方々でいっぱい。縁台では「駒形繁盛太鼓」が披露され、雰囲気を盛り上げます。
大にぎわいの一階、二階を通過して、三階へ。広々とした、数十人が入れるお座敷に、フォトグラファー氏と私が、ぽつんと向かい合う。数十分後には、予約のお客様でいっぱいだそうですが、今だけは、他のフロアとは別世界の静寂です。
「12時5分に、お神輿が出る場所へと移動する。まずは柳川定食を、ちゃっちゃと食べてください」
ではご指示に従い、いただきます!
そういうわけで、今年に入ってからの駒形どぜう⑮は、お酒なし、人生初の「お昼の定食」をいただくという、ワンダーな体験でございました。
ランチ限定、16時までの定食。田楽は美味だし、お新香もたっぷりだし、これは、かなり、おすすめランチです。
柳川定食/柳川、田楽、どぜう汁、お新香、ご飯 2450円
なべ定食/どぜうなべ、田楽、どぜう汁、お新香、ご飯 2550円
さあ出撃だ。お神輿の集結所へと向かいます。紋付袴姿で、大役を果たしたペアのお一人は、駒形どぜう六代目。もうお一人は、ホノルルの和食レストラン「義経」で、私にご馳走してくださった某様です。三人で顔を合わせたとたん、六代目いわく。
「うちの衿野さんが、義経でお世話になって、すみませんでしたねえ。後で聞いたら、自分で払うつもりで、食事もお酒も、高いのをバンバン頼んでいたそうで。本当にありがとうございました」
そして、三社祭。「面」の面白さ、ですね。浅草周辺のあちこちで、お神輿と遭遇する。「このイベントを見よ!」という点ではなく、面。
足のおもむくまま、あちこち歩き、遭遇したら、見て、楽しんで。気がついたら、合計4時間半、歩き詰めでした。こんなこともあろうかと、厚手の足袋に、ちびた下駄で、正解。
写真の「お神輿ごしの駒形どぜう」、お気に入りの一枚です。お店の前は車が通行止めになり、多くの観客が集まっていました。
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