朝4時に、目がさめた。表は、もう明るい。ちょいと走りましょうか。
皇居を経由して、40分のランを楽しみ、帰途へ。
車も人もまったく通らない、千代田区役所前を、心地よく歩いていたら。
カラスに襲われました。私の後頭部に、いきなり、着地してきた。明らかに、私を、からかっている。ぶつけるものはないかと見渡したけれど、何もない。
「どうしよう!」
私の恐怖心を見透かしたように、また、頭に着地しようとした。
仕方がなく、背を向けて、走り出した。
でもカラスは、私の行動を読んでいる。だいぶ離れたなあと思ったら、また、パッと飛んで寄ってきて、私の後頭部に、止まろうとする。
棒が一本あれば、闘えるけれど、何もない。ランニングウェアの軽装だから、爪が怖い。
背中を見せてはいけないのだと、カラスをにらみつけながら、後ろ向きに、歩く。
あと200メートル行けば、コンビニへと逃げ込める。
カラスが、私の目を見つめる。私も、にらみ返す。
こわがっているのは、明らかに、私のほう。
このままでは、負ける。
カラスが、羽根を広げた。
襲いかかってくるつもりらしい。
ふと見たら、小ぶりのカラー・コーンが歩道に放置してある。
それを手にして、振り回した。
カラスは後退した。
カラー・コーンを振り上げたまま、50メートルほど、進んだ。
やっとカラスは、あきらめたか、飛んでいった。
だけど、すぐさま戻ってこないとも限らない。
カラーコーンを構えて、さらに約50メートル。
九段下交差点は、車も人も行き交い、逃げ込めるコンビニも多々あり。
もう大丈夫だね。
カラスの頭がいいというのは、本当ですね。やつは、明らかに、私をからかっていた。丸腰であること、そして「走って逃げる」を試みても、カラスの飛行力には、かなわないことも、すべて理解していた。
日本一治安のいいランニング・ロード、皇居にも、こんな伏兵がいたのだな。
こんな朝は、楽しかった思い出で、リセットだな。
某月某日、四ツ谷「鈴傳」での出来事を。

トラックバック
この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/183502/48568450
この記事へのトラックバック一覧です: 久しぶりに味わった「恐怖」:













