





あけましておめでとうこざいます。
元旦の朝です。
9時半に起床、まずは「大力納豆+ご飯」を食べる。
ランニングウェアに着替えて出発、2度の乗換えを経て、京王電鉄井の頭線の某駅で降りる。
「あけましておめでとうございます! 今日はヨロシクお願いいたします!」
集いたるは、まず4人。
本日のコンセプトは、「元旦から皇居を走っているバカを、わざわざ杉並区から走って観にいくという、大バカ集団」。
皇居まで徒歩7分なのに、杉並区まで電車で来た私は、大バカの中の優等生ですな……と思っていたら、「午前中に、マラソン大会で10キロ走ってきたところ」という、豪の者が。さらに「昨日は20キロを走った。大晦日と三が日で、合計100キロ走る」という方も。
まずは、初対面の方と、ゆっくり自己紹介をしあいながら、走る。
「農業」「落語」と、ご縁が多々あることがわかり、嬉しくなる。
杉並区のくねくねした路地を走るうちに、新宿高層ビルが見えてきた。
「元旦ぐらいは、走れるんじゃないの?」
そう期待して、細い細い路地にびっしりと飲み屋さんの並ぶ、「思い出横丁」ことション横を走る。いくつか店が開いていて、お客さんもいる。やるなあ、ション横。
町並みが、青山に近づいてきたところで、歩きながらの給食タイム。薩摩芋そのものも自家製という、本物のオリジナル・スイート・ポテトです。
血糖値が上がったところで、スピードアップ。待ち合わせの時刻に、遅刻しそうです。キロ6分ペースは、かなり、つらい。どうにか、ようやく、第二スタート地点で待ち構えていたランナー3人と合流。
「全員が揃ったところで、まずは、お茶でしょう」
私の体調を気遣ってくれた引率者の気配りで、表参道「サブウェイ」にて、しばしティータイムです。
再スタートして、皇居方面へ。人気のない永田町のコンビニで、給食&トイレ、それから国会議事堂を一周し、いよいよ、皇居です。
どんなバカが走っているかを観るために、あえて逆走します。
おおっ、いるいる。
ひっきりなしにランナーとすれ違う。皆さん、ご家庭は大丈夫ですか?
中でも目立ったのは、私たちがゆっくり半周する間に、2度もすれ違った(つまり、速いスピード)中高年男性ランナー。苦しそうに顔をゆがめ、必死の形相での走りこみ。「皇居ランナーのバカ№1は、あの人だね」と、衆議一決す。
いや、だがしかし、私は一決に加わる余裕がなかった。息は上がり、足は重く、汗が激しく流れる。苦しい。竹橋あたりでの離脱を申し出たところ、引率者に診察されてしまったよ。
「まだ大丈夫。離脱は許さない」
リングドクターの判断による、テクニカル・ノック・ダウンはならず。「三宅坂を逆走する」という、苦しい局面では、背中を手で押されてしまいました。そのかわり、スピードはぐんとゆるめて、私が先頭に。
「未矢さんが走れるペースで、ゆっくり行きましょう」
皇居で一人が離脱し、さらに銀座、歌舞伎座、築地を経て、勝鬨橋の手前でゴール。さらに、カフェを探して、しばしラン。
銀座周辺では、地図を見ながら走っているランナーが、何人か。東京マラソンの下見組とみた。
探し当てたカフェにて。ホットココアが4人、ホットカフェラテが1人、私はホットミルク。
さすが銀座で、推定150CCの牛乳が、750円ですばい。
バブルの空気を今に伝える、臙脂色のソファや、巨大なガラスのレリーフに囲まれた店内。やけに大勢いる店員さんたちは、清楚な制服に身を包んだうら若き男女。他のお客様たちは、お正月らしい盛装だ。
そんなカフェの、広々としたトイレで、汗まみれのアンダーを脱ぎ、思い切り顔を洗ってしまいました。
砂糖壺に手を伸ばしている6人のうち、なんと5人が、競争率10倍だった東京マラソンに出走です。引きの強い人たちの集団で走れるとは、こいつは春から、縁起がいいねえ。濡れ手に粟を狙わず、元旦から地道に走る人たちだからこその、強運でありましょう。
カフェを出たら、ううっ、寒い。走って身体を温めましょう。
またまた走り出し、銀座駅組とまず別れ、東京駅組とも別れ、大手町駅。東西線、丸の内線までは、通路を500メートルほど歩け、ですと?
「だったら、走っちゃおう」
人が少ないのをいいことに、駅の通路を走り抜けた某嬢と私。再会を強く約して、それぞれ帰宅の途に。
まずはサプリメントを摂取。そして元旦だもの。
「どのお酒を飲もうかなあ?」
ストックしてある銘柄を思い浮かべつつ、お風呂に入り、作り置きの野菜たっぷりロールキャベツを食べたら、猛烈な睡魔が。アルコール無しでの就寝となりました。
後日談。
元旦ランのお仲間ゆかりの写真です。畑にキティちゃん、そしてNHK『特報首都圏』の取材を皇居で受けている、まだ髪の長い私。



