


ゆうべの宴の会場は、とあるホテルのとある一室。部屋番号のついている客室なのに、バーカウンターがある。壁に掲げた名誉会員リストの額には、首相や閣僚経験者の名前がズラリ。まさしくVIPルームです。


「衿野さん。木の絵を描いてくれませんか?」
最近、急激に距離の縮まっている、某先生がおっしゃる。いつも持ち歩いている、取材メモ用のA3の紙に、ボールペンで、ぐりぐりと殴り描き。
「ふーむ。最近、こういうことがありませんでしたか? ああいうことは? そして、こんなことは?」
すべて的中。さすが専門家。
三枚目に描いた木の絵。
「これは面白い! こういう木を描いたのは、衿野さんが初めてですよ。論文に添付する資料にしたいから、持って帰っていいですか?」



その後、二次会へ。
「ラブ・アディクションの歌を歌います」
アディクション(依存症)の専門家を前に、そう言い放ち、とある歌を熱唱。会った瞬間に盟友となった、動物学の先生も熱唱。




歌ってスッキリした。お腹も心も満たされた。
お店を出て、さあ帰ろう。

「もう一軒、行きましょうよ」
いえ私、今日はもうこれで。
「こんなに医者が揃っているんだから、大丈夫ですよ」
さすが専門家。無事に帰宅し、心地よい眠りにつきました。
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