



2011年12月10日 (土):鰻
2011年11月11日 (金):満員御礼
わが師匠、蝶花楼馬楽師匠の独演会@上野・鈴本演芸ホール。
ありがたいことに、チケットは完売。それでも「立ち見でいいから」と、来てくださるお客様もいらして、ひたすら感謝です。


楽屋の様子をちょっぴり公開。


新潟県魚沼市から、バスを仕立てて駆けつけてくださったのは、「大力納豆」の坂詰会長。私にまで、さまざまお心遣いをいただき、本当にありがとうございました。さらに「ポッキーの日だから」と、ロッテのトッポをくださる方もいらして、わがバッグには、大根漬けからミカン、お酒が吸い込まれていきました。
打ち上げは、まず「宮崎地鶏」。この店の営業時間を調べるために、わが師匠は、あっと驚く手段を用いました。




独演会より宴会の写真が多い理由。それは「忙しかったから」です。
私は、当日精算の方からお金をいただく係。電卓とメモを手に、お金の入ったバッグを身体から離さず、奮闘いたしました。
なれぬ仕事ゆえ、真剣にやったけれども、「計算が合っているのかどうか、不安でたまらないのですが……」。そう申し上げると、師匠いわく「だいたい合っていれば、それでいいんだよ」。
2011年10月16日 (日):最大のミッション終了

ホノルル・パロロ本願寺にての「コマカタ寄席」。
設営、マイクテスト、タイムキーピングと、わがマネージャーが大活躍でした。さすが本職です。お寺が、どんどん、高座に変わっていきます。
本堂に高座をしつらえ、畏れ多くも背中を向けることになるご本尊様には、白い布で覆いをかけて。

「駒形どぜう」六代目による渾身の手打ち蕎麦。福井から、「越前おろし蕎麦」の名手もいらしています。素晴らしい。

お客様の会話を、ふと耳にして不安が増大いたします。
「あな~た、うどん、もう食べ~た?」
「イエース。、こねてすぐのうどん、おいし~いね」
とはいえ、わが「子ほめ」は、要所要所で笑っていただいて、無事に終了。なっなんと、高座に駆け寄ってきてくださった方々から、ご祝儀をちょうだいしてしまいました。ありがとうございます。
私のお次は、元TBSアナウンサー鈴木治彦さんのトーク。そしてトリであるわが師匠、蝶花楼馬楽は、こんな弗札含みのレイをいただいておりました。

2011年10月15日 (土):ホノルル方丈記

ホノルルの二晩目。明日の落語の前座に備え、そろそろ眠りにつく@ホノルル時刻22時50分。
昨日は、日本語ラジオ番組に出演いたしました。アラモアナ・ショッピングセンター内にある、ラジオ局のサテライト・ブースにて。買い物客が足を止めて、手を振ってくれたりして、生放送は楽しいね。
ホノルル「コマカタ寄席@パロロ本願寺」の宣伝がメインですが、私はマラソンについて、熱く語らせていただきました。
昨日の夕食はレストラン「サントリー」。今宵は中華料理「麒麟」でした。明日は「アサヒ」ならぬ、ステーキレストランのようですが、昨日も今日も明日も、目の前にはアサヒビールの方がいらっしゃいますから、見事に揃い踏みですね。
さてと、眠りにつくべく、巨大なベッドに移動しようかな。
横たわって測ってみたら、縦と横が、ほぼ同じ長さの正方形。毛布もシーツも、そのサイズ。身長198センチの方にも対応できるであろう大きさです。
一人でのびのび、今宵も安眠させていただきます。
2011年9月15日 (木):秋刀魚はどこに限る?
「目黒のさんま」
古典落語の名作です。これをみっちり聴いてしまったから、たまりません。今宵は秋刀魚づくしといきましょう。
秋刀魚の刺身、塩焼き、押し寿司。



焼きそばは石巻に限るそうです。

昼食は、半身の参鶏湯にカクテキやワカメ酢がついて、500円でした。
韓国料理は新大久保あるいは赤坂に限りますね。


昼食と夕食のあわいに、ぽくぽくと歩いて、国立演芸場をかすめる。


2011年9月 1日 (木):ふたたび「七福神」
締切から一夜が明けて。雑用を片付けるついでに、サイクリングしばし。
某ラーメン店は、今日も大行列ですね。

お昼から営業の銭湯にて、露天風呂を堪能す。

疲労物質の排泄をうながしている間にも、わがマネージャー殿は獅子奮迅の働き。講演の打ち合わせ、テレビ出演の受注、雑誌コメント取材の日時の設定……。
私も怠けてはいられませぬ。
露天風呂で、落語のお稽古。講演のレジュメとコメントの梗概も練りましょう。
夜は落語のお稽古。今宵も七福神、そして弁天様。




2011年8月18日 (木):徹底する
やっと復活した、落語のお稽古。実は差し迫っています。十月にわが師匠・蝶花楼馬楽の前座として、ゑりの未楽も高座に上がります。これまで亀有、弘前、魚沼で前座をつとめさせていただきましたが、今回は海を渡ります。
お稽古のあとは、恒例の関所へ。
生ビールを頼むと、スクラッチカードを一枚くれるのですが。相弟子の一人が、前回のハズレ券、当たり券のデータをパソコンに入力し、図表にして持参していらっしゃいました。
さすが落語家。とことん徹底するのですな。



ふだんは乾杯のビールも飲まない衿野ですが、今日ばかりは「日本酒を」とは言いにくい。図表をにらみつつ、店長サービスの増量カードも含め、削ってはため息。
結局のところ、15枚もチャンスをいただきながら、すべて「スカ」でした。
「なんだい未楽。意外にクジ運がないな」
「いやいや、こういう小さなことで、運を浪費しないことにしているのです」
そうだよ!
私には「生ビール一杯無料券」より、もっと切実に欲しいものがある。
強がって、哀しさをぐっとこらえて、「お勘定!」。
ところが、どういう手違いか。生ビールが、さらに人数分、届いてしまったのでした。運んで来た店長との会話。
「オーダーじゃなくてお勘定を頼んだんだけどなあ。まあいいさ、置いていきな。キューッと飲んで、おしまいにするから」



かえって盛り上がるのですよ、これが。
「当たりを出そうと、欲かいていたら、一杯よけいに飲むことになっちまったよ。いいオチがついた。実に面白いなあ、ワッハッハ」
さんざん笑って帰ろうとしたら、またオチが。
「申し訳ございませんでした。お勘定を、ちょっぴり安くさせていただきました」
サービス業に徹している店長、さすが!
計算すると、ラスト生ビールは一杯百二十円ぐらいにしてもらった感じ。でも、このオチの楽しさで、きっとまた来るものね。
帰り道。
「いよ~っ! 四十五とは、たいそうお若い」
ポンと手を打つタイミングの演技指導をありがたく受けつつ。
「洗濯は二晩じゃあ乾かない。蛇が一寸のめめずを呑んで苦しい」
まだ一晩で乾きそうな東京の夜。ビール続きで、ちょいと苦しい東京の夜。
2011年8月 7日 (日):熱気に包まれる圓朝まつり
地下鉄の改札口を出ると、粋な案内状が。そして、ついには最後尾が駅まで到達したという、とんでもない大行列が。





看板や値段の文字が、また粋だねえ。寄席文字の書き手の作品なのだから、当然ですね。
それはさておき、とにかく売る売る、「越後屋風 牛すじ煮込み」。
カレーや牛すじをグツグツと煮込む大鍋からの熱気。声のでかい芸人さんたちの張り切りぶり。すべてが熱いお祭りです。






しかしながら、長くはもちません。正午を過ぎると、モチベーションは「冷たいビールを飲みてぇなあ」という方向性に発揮され、「売り切れじまい」宣言をする店多し。
わが「すじ屋」は、珍しく、一時過ぎまで営業しておりました。終われば銭湯で汗を流し、「駒形どぜう」で打ち上げです。




2011年8月 3日 (水):日曜日は谷中へ
8月7日、日曜日。
今年も行きます、落語協会の主催による「圓朝まつり」。
かつて落語家さんたちが通いつめた浅草「越後屋」の味を再現した、牛すじの屋台で、ゑりの未楽は売り子を務めます。


現在、わが師、蝶花楼馬楽が、牛すじ煮込みを鋭意仕込み中。 例年、11時ごろに開店すると同時に行列ができ、昼過ぎには売り切れ御免です。
落語協会の浴衣がパスポートがわり。それを着てさえいれば、楽屋で缶ビールが飲み放題、お弁当やオヤツも出ます。
この日は芸人さんにサインを求め放題とあって、色紙や扇子を用意している方々もたくさんいらっしゃいます。


さて。今朝は02時に起きました。
仕事をして、以上の日記を書いて、さあ寝ようとした04時過ぎ、はい、また地震です。今度の震源は千葉県。
二度目の「おはよう」となった午前10時。今日も、やや涼しいねえ。じゃあ皇居を走りますか。
キロ7分ペースで35分、約5キロ。このスピードを維持すると、フルマラソンを5時間ちょいで完走できます。
涼しいとはいえ、たっぷりと汗。給水で目がさめる。シャワーを浴びたように、汗にまみれる腕や足。



今日も蓮の花を見たよ。
北の丸公園と、昭和館と、九段会館(合掌)の三角地帯で満開です。

ラン後のランチは、またもや長かった。


2011年7月10日 (日):千秋楽
上野・鈴本演芸場にて、わが師匠・七代目・蝶花楼馬楽の高座で勉強させていただきました。なんと「子ほめ」に感激です。
その後、鯵のたたいたのと、揚げたのとで、乾杯す。



お相撲さんから届いた番付表。自分の名前にマーカーで線を引いてくれてあります。前回の番付表と並べてみました。おおっ、ちょっぴり上がっているよ。嬉しいね。

2011年3月 7日 (月):師匠と弟子は、針と糸
蝶花楼馬楽師匠と、「駒形どぜう」で差し向かいです。いつも大勢様とご一緒で、考えてみれば、こうしてじっくり一献の機会は、めったにありません。
「未楽。師匠は針で、弟子は糸なんだよ。糸は、針についていって、一緒に曲がったり、スーッと前に進んだりするものなのだよ」
駒形どぜうに着く前に、雪は雨に変わり、最初の「ふり袖」を頼んでいる間に、雨も上がったけれど、それはもういい。居ずまいを正して、含蓄のあるお話をうかがいました。
一階の、入れ込みのお座敷。
平らな板の上に、どぜう鍋。続いて、鯨鍋。料理長から、海鼠腸も届く。
右手を見れば、手入れの行き届いたお庭と広い縁側。左手には、すっかり顔なじみの店員さんたち。東京マラソンのお礼も申し上げて、ああ嬉しいなあ。
日本酒の最高の友、「いかだ焼き」は、六代目からのプレゼント。今年に入ってから⑨回目の駒形どぜう、これにて無事に終了。
弟子は糸だから、針たる師匠についていくぞ。
「ちょいとホッキ貝でも、つぶそうじゃないか」
二軒目はお寿司屋さんです。お目当てのホッキ貝に加え、鯵やら、コハダのお寿司やら。

「鯵だの貝だの、さっぱりしたものを食ったら、コッテリが欲しくなったな」
三軒目は、まさかの鰻。いやさすがに、鰻丼はいただけませぬ。肝焼きカブト焼きを少々。
このお店で、まさかの邂逅が。
メニューに輝く「緑川」の文字。


「これだけ食べると、元気が出ちまうな。よし、歌いに行くか!」
浅草の老舗の旦那衆が集うカラオケバー、「A」。和服の美しいママ様に「どぜうの匂いがする」と言い当てられながら、津軽海峡冬景色を歌ったような気がいたします。
どぜう、くじら、海鼠の腸のコノワタ。鯵、ホッキ貝、コハダ。鰻の肝にカブト。お腹の中は水族館。
3月 7, 2011 落語 | Permalink | トラックバック (0)
2011年2月17日 (木):鮑のし
遅くとも元禄時代には原型のできていた古典落語「鮑のし」。
「熨斗」、のしは、本来、薄く削いで、「火熨斗」、つまりアイロンにかけた琥珀色のアワビを、縁起物として贈答品に添えたもの。しかしアワビは貴重品だから、次第に簡略化し、黄色い紙を長六角形の色紙で包んだ形状になったそうです。祝儀袋に印刷されている「のし」の文字は、さらに簡略化されたもの。文字がのたくっているのは、アワビの干したものを模しているわけですな。
そういえば小学生のころ、「のし」と呼ばれていたことがあったなあ。
次なる課題は「鮑のし」。
「うけたががまわがまりますれば」
「熨斗の中には鮑が入っている、いわば熨斗の根本は鮑だぞ」
ブツブツとつぶやいた後、ご近所にある某ランナー様の事務所へ。お会いするのはいつもパーティー、今日こそは走る格好をお見せしよう、東京マラソンのウェアにも慣れたいし。
事務所はビルの6階にあり、なんとエレベーターはない。ランナーではない訪問者は、息が上がって、しばし会話ができないそうです。
移動して、某様の行きつけのお寿司屋さんへ。さりげない風情の入り口、木の扉をガラリと開くと、ネタを並べたショーケースとカウンターが、まず目に入る。古典的な、町場の「立ち」のお寿司屋さんです。夜、飛び込みで、「おまかせで」と言うのは勇気がいるタイプのお店です。
大振りの湯飲みに、たっぷり注がれたお茶をいただくうちに、握りの盛り合わせが運ばれてきました。雲丹海老大トロ中トロ鰤サヨリ巻物玉子、常連サービスの烏賊下足と、豪華なランチです。
ネタが大きくて厚い。夜、「お任せでいろいろ出してもらって、シメに何貫か握ってもらう感じで」に比べ、ご飯もたっぷり、しっかり。鮪や鰤も、まろやかな切り口で、ご飯に優しく寄り添っています。お刺身では、エッジを際立たせた、鋭角的な包丁技を賞味したいところですが、ランチのお寿司には、なるほどコレが合う。
カフェに移動して、しばし清談。某様、なんと落語好きなのだそうです。経歴にも共通項が多く、ビックリ。
「マラソンは、しょせん遊びなのだから、楽しむのがいちばん!」
そんな走り哲学も、共通しています。もっとも私とちがって、某様は、100キロ超のウルトラマラソンも走られるお方。青いサロマ人(意味のわからない方、すみません)でいらっしゃいます。
それにしても、「とりあえず、言ってみるもの」ですねえ。落語というキーワードが浮上したのは、ふと噺が途切れたとき、私が「今日の夜は、落語のお稽古で」と、口にしたのがきっかけです。
さまざまな面でお世話になっている「榎本クリニック」とのご縁も、スタッフだった方が、私の本を読み、感想のメールをくださったのが、きっかけでした。ではお会いして、取材させていただいてというプロセスの中で、その方が、「何事も、とりあえず、言ってみるものですねえ!」と、メールでおっしゃっていたのが、印象的でした。
落語とマラソンといえば、15日のスカイツリー観光ラン→銭湯→駒形どぜうで、蝶花楼馬楽師匠とバッタリのときの会話を思い出すなあ。ゴルフ雑誌にしょっちゅう登場する、“打つ落語家”である師匠は、「金を払って走るという感覚が、どうしても理解できない」そうです。
その師匠が、ランナー3名と同席したわけです。
「富士山のてっぺんまで、駆け上がるマラソン大会があるって聞いたけど、出る人の気が知れないね」
「すみません。僕、出ました」
「僕も出ました」
「へええ! 山ん中を徹夜で駆け回るってぇ大会もあるんだってね」
「はい。僕、出ました」
富士登山競走に、ハセツネをご存じだとは、わが師匠、「門前の小僧」みたいなものでしょうか?
マラソン、落語、漫画。
三題噺みたいなテーマを主軸に、2時間半にわたる、優雅かつ笑いっぱなしのランチタイムでございました。
さてと、美容室に向かおう。
10年前、「この美容師さんに、ずっとお願いしたい!」と直感した彼女は、やがてチーフになり、今や店長です。私には、人を見抜く力があると、勝手に自信を持ちましょう。
「東京マラソン、今年も走られるんですか?」
「そうなんですけどね。ウェア一式はスポンサー様にご提供していただき、沿道やゴールでカメラマンが待機していて、リタイアは許されないという、プレッシャーたっぷりの状況なんですよぉ。こないだ取材スタッフに誘われ、皇居を走ったのですが、身体の仕上がり具合をチェックするためだったかもしれません。それにフィニッシュラインを踏むとき、私はいつも、『ザマミロ、完走してやったぜ!』などと、叫びながら号泣しています。ゴール付近にメーク道具デポしておかないと、ですねえ」
ランチタイムの会話でも実感しましたが、弱音を吐くと、人は元気になれるのであります。
帰宅の途上、バッタリ会ったご近所の居酒屋の大将にも、同じ内容の弱音を吐いて、またまたスッキリ。
さあ夜だ。落語のお稽古だ。
「鮑のし」を、人前で、初めてやるよ。
最後までは、まだできない。4分の3まで。
「おやっ、甚兵衛さん。こりゃ鮑じゃないか。磯の鮑の片想いといって、鮑は婚礼には縁起の悪いものだ」
お稽古のあとは、“関所”で一献。いつもの「一人一人鍋」、私は海鮮ちゃんこ。アレルギーのある牡蠣は、師匠のモツ鍋に移動させていただきました。
ピザと鮪のお刺身が並んでしまうのが、日本の居酒屋の懐の深さ。
そして帰宅すると、某様よりのお花が、私を迎えてくれるのでありました。
2月 17, 2011 落語 | Permalink | トラックバック (0)
2011年1月30日 (日):責務を果たして
さあ、今日は落語家「ゑりの未楽」になるよ。
扇子に手拭の、落語家セットをバッグに入れて、亀有へと向かいます。第二回「バルコ寄席」で、わが師、七代目・蝶花楼馬楽師匠の前座をつとめます。
寄席の写真は無し。
撮影している余裕がなかったから。
今回も満席のお客様を前に、「子ほめ」を熱演いたしました。その後、前座のくせに、プチサイン会。拙著をお買い上げいただいた方に、ご挨拶をして、サインをします。
「ダメだ、大人はダメだ。子供にしよう。あっそうだ、長屋のタケのとこで赤ん坊が生まれて、長屋じゅうお祝いをふんだくられたんだよな。タケのとこの赤ん坊をほめて、お祝い分、酒を飲ましてもらおうじゃねえか」
子ほめには、タケさんが出てくる。
私のお友だちにも、タケさんがゐる。今年はまだ、お目にかかっていないなあ。
思い出しながら、サインをしていたら、はぁぁ、タケさんが、そこにゐる。わざわざ来てくださったのか!ビックリ、ありがとうございます。
やっと終わって、リラックス。
日曜は定休の「創作和食 酒菜や」へ。特別に開いてくださったのでした。
亀有の奥座敷、住宅街の一角にある、落ち着いたたたずまいのお店です。
お刺身の盛り合わせ。
干物の盛り合わせ。
鶏肉の冶部煮風。
いろいろ野菜のおひたし。
むむっ、ことごとくが美味である。ゆうべのフグで、生意気になっていた私の舌も、あっさり降参。
おいしく堪能させていただきました。
揚げ物は牡蠣フライ。残念ながら、アレルギーで食べられない私、師匠に献上させていただきました。
「バルコ寄席」のディレクターであるY様、たいへんお世話になりました。ご縁がなければ永遠に足を運ぶことのできない、「酒菜や」さん、まことにご馳走様でございました。
それにしても。同席した美女たちに、Yさんが「オーバー○歳」だと告げたら、「とても見えない!」と、大騒ぎでした。
「いよっ、○歳とは、たいそうお若い。どう見ても、厄そこそこでございます」
いただいたお名刺に、【最終学歴 自動車学校】【好きな言葉 貰う、頂く、タダ】とあるお方でいらっしゃいます。
1月 30, 2011 落語 | Permalink | トラックバック (0)
2011年1月 6日 (木):寄り合い酒
2010年12月28日 (火):笑い納め
「与話様々浮世死神」
よわさまざま、うきよのしにがみ。
毎年暮れの28日は、上野・鈴本演芸場で、「年忘れ吉例鈴本鹿芝居」の、年末特別興行が開かれます。
落語家=はなしか。「しか」が演じるから、鹿芝居。落語家さんたちによるお芝居と、その前の出し物を楽しむ一夕です。
素人芝居ではありますが、落語家さんの多くは、日本舞踊や小唄などの芸事で、名取になっている方々が大半です。今宵の出演者も、ほぼ全員が、名取でいらっしゃいます。決して『舞台番』や、『寝床』のレベルではございません。
さあ、鈴本に着いた。蝶花楼馬楽師匠の弟子、ゑりの未楽は、木戸銭を払って客席に座っちゃあいけない。
「馬楽の弟子の、未楽でございます」
そう挨拶をして、楽屋に通ります。
この「鹿芝居」は、地方でも引っ張りだこ。ご出演の師匠様たちとは、地方の和食店での打ち上げや、宿泊先や、「駒形どぜう」などで、ご一緒させていただく機会もあり。
楽屋で、ご挨拶をさせていただき、客席へ。座席の最後列に、ひっそりと、たたずみました。
まずは、「獅子舞」。そして落語。トップバッターの金原亭(きんげんてい、と読みます。為念)馬治師匠が、「子褒め」を。お稽古中の私には、勉強させていただく、絶好の機会となりました。
さあ、いよいよ、お芝居が始まりました。
金原亭馬生師匠の、「本当はやりたくなかった」の、死神「への三」。林家正雀師匠の、女房と「蝮の三次」の早替わり。甘々な若旦那ぶりが絶妙な、金原亭世之介師匠、いよっ、よのさま! 古今亭菊春師匠の、町娘のムーン・ウォークのダンス。身内褒めをさせていただけば、わが馬楽師匠の「番頭・金兵衛」役が、舞台をしっかり引き締める。
12月 28, 2010 落語 | Permalink | トラックバック (0)
2010年12月18日 (土):旅




始まりは、亀有の夕陽。そして、おでんの店「まづいや」。
牛筋の煮込み、馬刺し、美味美味。おでんは食べきれず、「お土産」で、人数糖分にして包んでもらって、持ち帰る。
話題は、江戸時代の歌舞伎役者の待遇のこととか。「あの者たちは」。
二軒目、カラオケ店、その名も「えんか」。最初にチケットを買い(11枚で千円)、一曲歌うごとに、一枚を渡すというシステム。
客層は老若男女、中には紅茶をかたわらにマイクを握る女性二人連れもいて、不思議な街だ、亀有。
この店で歌っている方々は、いずれも"喉におぼえあり"風の、お上手な方々。本当に、お上手です。でもプロとは違う。どこが違うのか。なぜ、一線を超えられないのか。この「プロとアマを分ける敷居」は、他ジャンルにもあること。もろもろ、考えました。まして落語の「アマ」弟子としては、ね。


もう帰るであろうと思いきや、まだまだ。
摩訶不思議なお寿司屋さんへ。最寄り駅からタクシーで約千円。周囲は、ひっそりと鎮まった住宅街。
鮪鯵鯖雲丹イクラ赤貝海松貝の、まったり、とろりの食感が、こうして日記を書いている今も、舌にまつわりついて、はなれない。
話題は、ここにテーマを書くこともはばかられるほどのも濃密な事柄。もっとも私は、単なる傍観者。お歴々が語られるのを、ただ聞きつつ、お寿司に邁進す。
ねっとり、とろり。
絶妙なサイズに切り分けられた魚の身が、誤差はお米三粒以内ですよねと確認したくなるような、適量のご飯を、優しく包み込んでいる。それをパクリと。
口に入れると、パラリとほぐれるご飯。ムグムグと噛むうちに、魚の「とろり」と、ご飯の「つぶつぶ」が、ほどよく混ざりあう。植物性のアミノ酸と魚性のアミノ酸が、分子記号のレベルでつながったみたい。




12月 18, 2010 落語 | Permalink | トラックバック (0)
2010年11月20日 (土):未楽の狸
本日は、落語家のゑりの未楽です。
干溝歌舞伎保存会の方々のお招きで、同会の感謝祭を兼ねての落語会@魚沼市です。
前座 ゑりの未楽 「たぬき」
一席 蝶花楼馬楽 「寝床」
二席 蝶花楼馬楽 「蛙茶番」
会場の写真がほとんどないのは、前座として忙しかったから。100名を超えるお客様の大半は、「生まれて初めて、生の落語に接する」という方々です。まあ私はとにかく、馬楽師匠の落語は本物ですから、大好評、盛会のうちにお開きとなりました。
その後は、持ち寄りの打ち上げ宴会。海藻で作ったゼリー風の「えご」に魅入られました。
それにしても、会場の「干溝集落やまびこ荘」、とんでもなく素晴らしい建築の公民館です。どっしり太い大黒柱、鴨居は欅の巨木。高い天井。トイレの戸まで、一枚板という贅沢さ。
そしてまた、開演前。
同会会長の大平家で、昼食をご用意してくださっているとのこと、訪問してビックリ。
「こういうおうちで寝起きする心持ちって、どんなんでしょうね?」
思わず師匠にささやいてしまいました。
畳を20枚までしか数えられなかった、広い広いお座敷。
天井も壁も戸も、どっしりずっしりあり、すがすがしい白木ありと、銘木ぞろい。
その向こう側に遠望するダイニングには、薪ストーブ。オレンジ色の炎が映る、大きな窓からのぞむ、雄大な山容。
個人のおうちというより、老舗旅館の広間という趣でした。
さて、そして打ち上げ後は。馬楽師匠の行きつけ「さくらや」→「華」、そして私は豪華すぎるメンバーの女子会へ。
11月 20, 2010 落語 | Permalink | トラックバック (0)
2010年11月18日 (木):新酒ではなく
どないだす?
満員御礼でっせ、今宵のわが蝶花楼馬楽師匠の独演会@上野・鈴本演芸場。
のぼりの文字が裏返っているのは、逆版ではなく、風のいたずら。
今日の私は、ちょいと忙しい。当日清算の受付を担当しているのであります。お鳥目をいただき、お釣りを渡す。念のためにお名前をうかがう。顔見知りの方々に、ご挨拶をする。お客様に「いらっしゃいませ!」と頭を下げる。楽屋への差し入れをお預かりし、お名前をうかがう。
いよいよ開演となりますが、弟子は客席に座る資格無し。舞台の袖で、そっと聴く。
いや、その前に、お金の計算だ。やっと合って、ホッとして、預かったチケット代金を、大切に袖へとしまいこむ。
「始まってしまうと、あっという間ですね」
居酒屋にて、お店自慢の「びっくり舟盛り2200円」やら、鳥の唐揚げやら、やらやらをいただく。
その後、隠密行動に打って出る。
都内某所にて、日本酒を堪能す。
静岡の銘酒「臥龍梅」の、備前雄町と美山錦を飲み比べたり。ヌーボーならぬ古酒を飲み比べたり。
乾した杯の底には、何がある?
のぞきこんでみたら、自分の顔が映っていた。
目が笑ってるみたいだよ。
きっと大丈夫。
うん、大丈夫だね。
11月 18, 2010 落語 | Permalink | トラックバック (0)
2010年10月 9日 (土):大役、だからこそ
写真が一枚もないのは、撮影をする余裕がなかったからです。
亀有のギャラリー「バルコ」。そこで開かれる「バルコ寄席」の第一回。高座を作り、踏み台もオーナーが手作りしたというから、「プチ杮落とし公演」ですね。もちろんメインは、わが蝶花楼馬楽師匠。私ことゑりの未楽は、前座をつとめさせていただきました。
打ち上げは、いつもの「まづいや」さん→BONさんの由ですが、明日のある私は、お先に失礼させていただきます。
今週は、けっこう、働いてゐる。
新米、お酒、書籍、花、写真、請求書と、さまざまないただきものをしているのですが、お礼状がまだ!
申し訳ございません、必ずや近日中に!
10月 9, 2010 落語 | Permalink | トラックバック (0)
2010年10月 2日 (土):満員御礼
10月9日、蝶花楼馬楽師匠の「バルコ寄席」@亀有。前座は、ゑのり未楽が務めさせていただきます。
以前、当ブログで告知したところ、数々のお問い合わせをいただきました。感謝申し上げます。
このたび席亭より連絡あり、おかげさまで満員御礼、チケット完売だそうです。
ありがとうございました!
10月 2, 2010 落語 | Permalink | トラックバック (0)
2010年9月30日 (木):落語のお稽古
2010年8月15日 (日):「圓朝まつり」
紅葉の季節が近づいてきたからでしょうか。このごろ、赤ワインがおいしく感じられます。
ビールも、獰猛な暑さの中で喉に流し込むよりも、体温や気温との差が縮まりゆく時期のほうが、しっくとりなじむ気がいたします。
私の場合、日本酒は場所や料理を選びませんが、ワインとビールは、シチュエーションに凝りたい。
「雪景色の中、草津温泉の足湯に浸かって、飲むビール」
「夏の露天風呂で日本酒を楽しんだあと、赤ワインで夕食」
先日の「圓朝まつり」にて。缶ビールを飲むために、持参のグラスを取り出したら、某師匠いわく。
「おれも旅に出るときは、ビールのグラスを持って出るんだ。缶ビールじか飲みは、味気ないからな」
そして、同じく、「圓朝まつり」にて。
牛すじ煮込みを買ってくださった女性いわく。
「衿野未矢さんですよね? 本、読んでいます。ブログも見てます」
ありがとう、ありがとう!
日本酒、ワイン、ビールの醸造酒三兄弟を糧に、これからも、ガンガンいきますぞ!
8月 15, 2010 落語 | Permalink | トラックバック (0)
2010年8月 8日 (日):一時間半!
牛すじ煮込み 600円
牛すじ丼 800円
11時の開店前から、早くも行列が。おかげさまで、12時半に完売となり、シャンシャンシャンと、三本締めで、めでたくお開きとさせていただきました。
相変わらず、暑かったよ。
そして、楽しかったよ。
私は残り物の醤油や出汁を持って帰宅し、お風呂に入って着替えて、また会場へ。
顔見知りの落語家さんや、講談の先生たちと、ゆるゆるっと、おしゃべりのひとときを。
17時に、打ち出し。一同、そろってすぐ近くの銭湯へ。
男湯には、大勢の噺家さんたちが、押し寄せています。よく通る声に、「あっ○○師匠だ」、「うちの師匠、そろそろ上がるみたいだな」などと、全部、聞こえてしまいます。
「うちの未楽がさ、駒形どぜうでさあ」
ハイ師匠、それも聞こえております。
打ち上げは、もちろん、駒形どぜう。道中で師匠いわく。
「今日も暑かったなあ。早く帰って休まないとな。どぜうを食べたら、寿司屋でホッキ貝でもつぶして、それからカラオケ行って、さっさと帰ろう!」
弟子一同、思わず笑ってしまいました。
突き出しの小鉢、越前蕎麦、どぜう鍋、鯨鍋。
のれんの前での、記念撮影。
たしか今年に入って24回目の駒形どぜうを満喫す。
その後、師匠念願のホッキ貝に赤貝、鱧にコハダ、かつを、その他へと、無事に到達す。
8月 8, 2010 落語 | Permalink | トラックバック (0)
2010年8月 7日 (土):
明日8日は、落語協会の落語家さんたちの学園祭のような、「圓朝まつり」が開かれます。
奉納落語会や、パンフレット購入でエントリーできる抽選会に加え、落語家さんによる出店が40近く!
お店の名前が、すでに笑えます。コーヒーとクッキーの店は「ドッと売るコーヒー」、生ビール店は「半分あわ」。冷凍みかん屋さんは、もちろん「千両みかん」だし、「替わり目」という飲み屋さんもあり。
http://rakugo-kyokai.or.jp/encho/EnchoTop.aspx
この日は、落語協会の浴衣がパスポート。これを着ていると、スタッフルームへの出入りが自由です。
私は「牛すじ屋 馬楽」にて、売り子をつとめます。
そして一般のお客様は、9時半の開場前から、行列を作っていらっしゃる。それというのも、この日は「サインを求めてよい日」。たとえば色紙を一枚、用意して、居合わせた師匠連にサインをいただくと、貴重な一枚の出来上がり!ですから。
店員としては、わが師匠が、サインをするのに忙しくて、牛すじ煮込みを盛るのが手薄になるのが困りますが、でも、「圓朝まつり」は、そういう会ですからね!
今朝は3時に起きて、原稿を書き、6時半から皇居一周。ちょいと昼寝して、現在また、お仕事中。
夕食は、黒豚しゃぶしゃぶで暑気払いの予定。
8月 7, 2010 落語 | Permalink | トラックバック (0)
2010年8月 2日 (月):燃え尽きたい
今朝は6時半に起きて、8時にお仕事開始。ときどき休憩を入れながら、16時半、予定していた作業を終了。
お風呂に入って、着替えて、笑いに出かけることにいたしましょう。
浅草、アサヒビールのホールにて、落語と講談の会。
空っぽになった頭に、落語と講談と、クラシックピアノがスーッとしみこんでいく、心地よさ。
本日の寄席、主催は「駒形どぜう」。系列のおでん店「ひょうたんなべ」からのおでん、駒形どぜうから、柳川鍋にくじら鍋、そしてオードブルの盛り合わせと、食べ物も、お楽しみ。メニューにはない名物、越前蕎麦のおふるまいも、あります。
私の身分は、またしても、両極端。本来は会員制で、しかも定員いっぱい、入会の順番待ちなのに、スルリと会場に入れていただいた理由は、①作家としてのご招待、そして②出演者である馬楽師匠の弟子、さらには③企画と演出、そしてピアノとのコラボレーション作品を発表された走る講談師、宝井琴梅先生の、マラソン仲間。
①の私には、席を取っていてくださった方々、お酒を届けてくださる方々、料理を取り分けてくださる方々あり。でも私は、師匠が高座に上がる寄席で、お酒を飲んだり、いい席に座ったりするわけにはいきませぬ。ご厚意を固辞して、失礼いたしました。
②では、師匠の羽織と着物をたたみむなど。③も、9月のマラソン大会の打ち合わせなどを。
打ち上げは「かつをタタキ堪能大会」@『四万六千日』。黒豚しゃぶしゃぶが名物の同店で、海鮮を味わう、ぜいたくなひととき。
私以外の面々は、席亭とご出演の方々。②では、ここに連なる資格、まったくなし。①ではぼちぼち、③なら、まあまあ。すみっこで、おとなしく、控えておりました。
打ち上げがお開きの段階で、もう11時半。だがしかし、師匠と、打ち合わせるべき、もろもろあり。というわけで、某バーへ。ここがまた、浅草の老舗の旦那衆の集まる会員制のお店だから、大変です。隣り合わせた方々に、お名刺をいただくたぴ「おお!」。
さあ、夜もふけた。たくさん笑い、おいしいものもたくさんいただいた、今宵。すっかり堪能いたしましたが、美味喰らわば皿までの、たとえもあり。家は反対方向の師弟、ついつい、同じタクシーに乗り込み、某店へ。
お客は、他になく。女将と大将と四人で、じっくり語り合い、お酒を酌み交わす。いつもは芸人さんたちで満杯のこのお店、こんな風に過ごせたのは、初めて。
ほっき貝、赤貝。烏賊ソーメン。帆立に甘海老も食べておるな。寿司店で修業を重ねたあげく、満を持して開業した大将の、選択眼と包丁に間違いはない!
おいしいものを食べつけている師匠連が、ご贔屓にする店なんだから、当然ですね。
8月 2, 2010 落語 | Permalink | トラックバック (0)
2010年7月24日 (土):複数の視点
あるときは、六十三歳の会社経営者の言葉の裏側にあるものに想いを巡らせ、あるときは、十七歳の女子高校生が、母へと抱いている葛藤の正体を紐解く。そうした作業に必要なのは、ひとつの物事に、複数の視点から、接するトレーニングだと思います。
今日の私は、「蕎麦打ち職人の下働き」「落語家の弟子」「講談師のマラソン仲間」「応援団からエールを送られる作家」「出会った瞬間に"姉妹"となった某嬢の姉」「日本舞踊家の友だち」などなど、実に不安定です。
落語の師匠の羽織をたたみ、皿洗いをしているかと思えば、師匠や先生方たち、お歴々のテーブルに、当然のように連なって、大きな顔をしている。
本日の居場所は、南魚沼市・一村尾「梅桜亭」。移転をした柿落とし(念のために言い添えると、『こけらおとし』と読みます)の寄席です。
柿落としだから、いろんなイベントがあります。樽酒の鏡開き(八海山だ!) 引っ越し蕎麦だ! 各方面から到来のお酒だ!
落語家「ゑのり未楽」は、前座修業中ですから、このような華やかな場に、自分の名前を出すことはできません。すみっこに控えているのですが、作家・衿野未矢なら大丈夫。というわけで、私も、お祝いのお酒を、持参させていただきました。鮑はないが、熨斗つきで。
さあ、寄席の始まりです。
柿落としですから、そうそうたる顔ぶれです。
日本舞踊の若柳雅康師匠は、おめでたい演目「三番叟」を。
落語の蝶花楼馬楽師匠は、祝い事にまつわる噺「鮑熨斗」を。
浅草・駒形どぜう六代目は、引っ越し蕎麦の吉例を踏襲して「手打ち蕎麦の実演」を。
公式行事は、粛々と進み。
新・梅桜亭に、みんなが、そろそろと、なじんでいく。
私も、だんだん、居場所を見つけていく。
大盛会の柿落としに、心より、お祝い申し上げます。
さてさて、そろそろ、私にとっては、これもメイン。魚&蛍です。
この魚たちについては、多くは語るまい。
幸せでたまらなかったこと、美味だったこと。
某A市職員様が釣ってくださり、そして某B市職員様が、協同して焼いてくださったこと。
感謝、感謝、感謝。
その後、師匠から「そろそろ、作家・衿野未矢に戻っていいよ」と、お許しをいただいた私は、楽しくはじけて。
魚沼&南魚沼の、"血のつながらない親戚みたいな"仲間たちと、蛍狩に。
私はこれまでの人生で目にした蛍は、累計7匹ぐらい。
本日は、盛りを過ぎたというものの、あちらにピカリ、こちらにピカリ。
蛍の自己ベストを堂々の達成です。
7月 24, 2010 落語 | Permalink | トラックバック (0)
2010年7月21日 (水):初日ですから
本日より、上野・鈴本演芸場で、わが師匠が高座に上がります。
師匠の出待ちをしていたら、私と入れ替わりに、鈴本さんへと入って行く、和装の二人連れがいらして、入り口の写真に、後姿が、チラリ写っておりました。これ、重要な伏線。
ともあれ、師匠と、「お疲れさまでございました!」の乾杯を。
口に入れたとたん、パラリとお米がほぐれる、絶妙なお寿司を堪能した段階で、すでに本日の三軒目。
でもね、タクシーを降りた瞬間に、バッタリ出会ってしまったママ様のお店にも、是非にということで。
さて、そろそろ帰るのでしょうか。
いいえ、まだです。
「駒形どぜう」に行き、くじら鍋を食す。
入り口で「今日はお忍びですから」と告げ、一階の、入れ込みのお座敷に。
案内された席の隣には、和服のカップル。
そう、先ほど、鈴本演芸場に入って行った方たちです。
「今日は駒形どぜうに行こうと決めていて、その前に、どこか行こう、そうだ、寄席にしよう。それで、鈴本に行ったんです」
不思議なご縁もあるもの。
お二人が、寄席&駒形どぜうのファンに、なってくださるように。
7月 21, 2010 落語 | Permalink | トラックバック (0)
2010年7月 1日 (木):全員そろった!
落語のお稽古へ。久しぶりに、フルメンバーが、顔をそろえました。欠席率が最も多いのは、私だったりして、まさに不肖の弟子です。
お稽古場は、先週金曜日「たけしのニッポンのミカタ」の話題で持ちきりです。
「職場で、『テレビに出てましたね』と、言われましたよ」
「家族が『ちゃんと落語をお稽古してるんだ!』と、感心してくれましたよ」
真剣勝負のお稽古場に、テレビカメラが入り、申し訳なく思っていた私に、嬉しいお言葉の数々でした。職業も年齢もバラバラ。人生観価値観もバラバラ。だからこその、得がたいつながりに、感謝です。
アフターは、もちろん一献。
議題①「円朝祭り」
落語家さんたちによる、縁日もしくは学園祭のようなもの。谷中「全生庵」、お寺の境内に、出店がズラリと並ぶ様子は、縁日そのもの。が、運営するのは、すべて落語家さん。落語協会のオリジナル浴衣がパスポート。
わが馬楽師匠と、今年もやります「越後家風牛すじ煮込み」。昨年は、バッチリ売って、しっかり稼いで、利益のすべてを、打ち上げ会場の「駒形どぜう」→ダンサーのママのお店→芸者さんのママのお店(手土産は胡蝶蘭)で、消費いたしました。さて、今年は?
議題②「梅桜亭寄席」
新潟県・南魚沼市の寄席にて、師匠がお出まし。私は「師匠の付き人」&「蕎麦打ち職人の使い走り」&「某様の招待客」と、毀誉褒貶の大きい役柄で参加します。
写真は、一献のもろもろ。中瓶つながりで、某日のランチ。
7月 1, 2010 落語 | Permalink | トラックバック (0)
2010年6月20日 (日):まるで魚沼
6月 20, 2010 落語 | Permalink | トラックバック (0)
2010年5月30日 (日):重要なのは「つながっているかどうか」
漫才やコントのプロを目指す人々が学ぶ、某芸能プロダクション主催のスクール生の、ライブを観てまいりました。
生徒たちの「発表会」ではありますが、客席は満員、このライブそのものを楽しみに来ている人たちも、多いような感じです。
場所は中目黒。山手線内を出ると、景色が変わるなあと思いつつ、現地へ。
卒業生だという、芸能界歴5年目の漫才師さんの司会で、ライブが始まります。出演者は20組。30歳前後の方々も多いような感じです。
面白いよ、これ。熱気に押され、メモを取らずにはいられません。
それにしても。
落語や講談は、「こうすればプロになれる」というメソッドがあり、弟子入りというルートも完備されています。そのルートに乗りさえすれば、そしてメソッドを着実にこなしていきさえすれば、プロになるという夢と、現実とが、しっかりつながります。
前座向きの噺も、磨き上げられており、私のようなかけだし落語家でも、いくばくかの笑いをいただくことができます。
今日のコントや漫才は、それぞれが、"作家性"を発揮し、独自の切り口、独自の笑いのスタイルを作り上げなくてはいけません。
そこで、別にまったく求められているわけではないけれど、勝手にアドバイスを。
・ネタは、「どう出すか」よりも、「どう入れるか」のほうが重要!
→作家とは、「たくさん書ける人」ではなく、「書くネタを仕込むのが上手な人」だと思います。
・芸の添え木となるような、「支柱」を多く持て!
→落語家さんの多くは、日本舞踊の名取で、そのほか小唄などの芸事にも通じています。俳句、ゴルフ、カラオケ、マジックも、皆さん、凄腕です。
・「楽しさ」に溺れるな!
ステージ上の生徒さんたちは、みんな、本当に楽しそうでした。イキイキとしていて、迷いもなく、パワフルなエネルギー注入シャワーを浴びさせてもらいました。ありがとう。
・ライブの観客の反応に安心するな!
わざわざ足を運んできた観客は、最初から「笑おう、受けよう」と思って来場しています。しかしテレビの前の"お客さん"や、仕事をくださる方々の視点は、ライブの観客と違います。
・本物のプロを目指せ!
とある落語家さんは、修業時代に、まったくお金を持たずに、カラオケのある飲み屋さんへと行くことがあったそうです。本人いわく「面白がって、支払いをすませてくれる客が現れるまでは、帰れない」。
某月、某日。
大阪にて、当地の名うての食いしん坊に連れられて、「鶏の水炊き」の店へと行った某様。その美味に驚いて、「さすが大阪ですね。東京は、とてもかなわない」と店主に告げたところ、返事は「ウチの本店は東京、ここは大阪支店です」。
というわけで、今宵は本店を探訪。某様「どうだ!」。衿野「参りました!」
波乱万丈だったこの5月。笑いと思索と、絶品の水炊きで幕を下ろすとは、なんと素晴らしい結末でしょう。
5月 30, 2010 落語 | Permalink | トラックバック (0)
2010年5月23日 (日):落語
小出郷文化会館内の「響きの森公園野外ステージ」の、杮落とし公演です。地元衆の歌舞伎が15時より始まっています。楽屋を探してウロウロしていたら、「大力納豆」の社長にバッタリ。予告していた「帰り道には大力納豆を手に」の納豆を、社長さんにいただきました。ありがとうございました。
19時近くに、お祝い公演として、噺家による鹿芝居「仮名手本忠臣蔵 七段目 一力茶屋の場」の幕が上がりました。
この演目、歌舞伎座で、本物の歌舞伎で観たなあ。五段目、六段目、八段目、そして討ち入りも、別の機会に歌舞伎座で観ているぞ。筋立てがよくわかっているだけに、なお、面白い。
アドリブで出る「越後のうめぇ酒を飲みすぎた」や、「つまみは大力納豆」などのセリフに、観客は大喜びです。
でも今日の私は観客ではありません。スタッフの一員です。地元の友人たちが運営している、使用済み食器のリサイクルコーナーで、ウロウロしておりました。
ゴミの仕分けボランティアの一人は、魚沼市の市長さん。とても素敵な、朗らかな女性です。かつては新聞社にお勤めで「同僚たちと『よりおいしく麦酒を飲もう!』と、よく皇居ランしていましたよ」とのこと。撮影&仕分けに忙しいご夫君との結婚式は、なんと、わが家のすぐ近所の会館だったそうです。
場内探検に出かけ、桟敷席へ。顔なじみの芸者さんがいて、「あら未楽さん、いらっしゃい。一緒にワインを飲みましょう」。いや今日は、師匠が一献始めるまで、杯に手を出すわけにはいかないのです。残念!
さて、鹿芝居。カーテンコールのあと、わが蝶花楼馬楽師匠による三本締めで、めでたくお開きとなりました。
さあ打ち上げだ。まずは会館内にて。雨にもかかわらず、約千人の観客が詰め掛けたそうです。
おつまみ色々、麦酒、そしてもちろん、日本酒。
メインテーブルには、落語の師匠たちと、市長さん。
「ししょう? しちょう?」
「ちょうからしょうに昇格するのは大変なんですよ。防衛省を観ればわかるでしょ」
打ち上げも、爆笑の連続。
「緑川酒造」の銘酒「緑」の写真から、場面が切り替わります。卵の黄身をからめて食べる山菜(名前を忘れた…)、さざえ、生蛸。栃尾の分厚い油揚げ。
5月 23, 2010 落語 | Permalink | トラックバック (0)
2010年5月 6日 (木):「目」
2010年4月30日 (金):千秋楽
2010年4月24日 (土):夜本番
2010年4月21日 (水):して、その正体は?
今週は、衿野の「さまざまな顔」が、順ぐりに現れる週です。
日曜・「かすみがうら」で、シリアス・ランナー
月曜・某学会打ち合わせ。役割は理事と座長とシンポジスト。
火曜・ジロリアン
水曜・専門学校の先生
木曜・立命館大学で講師→ランナー集会
金曜・京都御所ランナー
土曜朝・相撲の「花籠部屋後援会会員」として、朝稽古の見学&ちゃんこ
土曜夕・落語家「ゑりの未楽」として、馬楽師匠の前座をつとめる
こうした日々を送っていると、「多面的でマルチな活躍」だとか、「多彩で幅広い交遊」だとか、誤解されることもありますが、まったく、そんなことはございません。私は、ごく狭い世界で生きております。とてもシンプルな生活です。
朝。夏は5時、冬は6時に起床。緑茶を丁寧にいれてから、まずPCに向かい、原稿書きをいたします。ゆうべの宴会やミーティングや取材、もしくは「ベッドでひたすら読書」の成果を、データ原稿として入力することも、たびたびです。
昼。夜の予定がなければ、ランチは外食いたします。東京ドームホテル内「シズラー」の、サラダバーが、最も多いかな。偏狭な私は、もちろん偏食です。炭水化物はちょっぴりで、「生野菜バリバリ」できるシズラーが、大のお気に入り。レース後の食事写真をアップしますね。






炭水化物は少なめにと言いながら、ラーメンを食べていますね。いいんです。私はこのラーメンを食べるために、走っているのですから。スライスではなくチャンクの焼き豚。舌に、しなだれかかりつつ、自己主張を失わない麺。一口で500メートル走れそうなスープ。平日の昼、行列が50人待ちになるのも、むべなるかな。
写真の瓶ビールとサラダの組み合わせは、どこかな。窓越しにながめる神保町の景色つきの一枚は、ランチの中華ブッフェのようですね。
ともあれ、私の食生活は、野菜たっぷり、たんぱく質は基本「魚」、しかしレース前後は「肉」。お酒大量、スィーツ極少。ご近所の「緑」と、ランチのサラダ・バーの写真をご紹介。
4月 21, 2010 落語 | Permalink | トラックバック (0)
2010年3月18日 (木):紅一点
衿野の働きすぎ、走りすぎ、遊びすぎ、飲みすぎ、食べすぎをご心配してくださる皆様方へ。本当にありがとうございます。でも大丈夫です。強力な専門家たちに、定期的にチェックを受けて、「すぎ」への対策を講じております。
そうは言っても「大丈夫か?」の一言は、とっても、とっても嬉しい。これからも、よろしくお願いいたします。
本日の専門家は「お茶の水カイロプラクティック」。思えば、7年来のおつきあい。私の背骨の状態を、誰よりもよく知る男、上原先生に、疲れきっている(はずの)身体をゆだねます。
身体の変調を指摘してくださるのも、ありがたい。数ヶ月前、体重が増えてしまったことがありました。上原先生は「○キロぐらい、増えましたか?」と、正確なご指摘。
悪いところができてから、治療に行くよりも、平常時に定期的に通い、悪くなる前に治す。それを目的に、通っております。
さて、ふりかえってみれば、12日に泣きながら皇居を爆走3周15キロ。14日はスカイツリーをめぐるLSD1時間20分、推定11キロ。17日に、泣くには至らないものの、まずまずの爆走で3周15キロ。以前ならば、考えられない練習量です。
「たぶん、身体がボロボロになっていると思います」
そう告げて診療台に横たわる。ゴッドハンドをしばし駆使した上原先生、「いや、かなり、いい状態ですよ」。
自分が「いい状態」と思っているときのほうが、実は飽和していることが多く、「どうも体調が悪い」と感じるときのほうが、実はいい方向へと向かっていることが多いとか。
ふりかえってみれば、泣きながらの爆走はトレーナー同伴、LSDはトレーナーの指示どおり、まずまずの爆走15キロも、強力なる同伴ランナーあり。そうだよなあ。心配しすぎる必要はないんだよなあ。
安心したら、お腹がすいてきた。疲労回復に役立つビタミンB1を含む、豚肉が食べたい。カロリーが多くてもいい、明日は皇居2周10キロを、爆走するんだから。
久しぶりに、某トンカツ店へ。磨きぬかれた白木のカウンターのみの、このお店。ビールも無し、メニューはトンカツとヒレカツのみ。ランチタイムはトンカツのみ。皆さん、黙々とトンカツを食す、「トンカツ道場」みたいなお店です。
11時45分、すでに待ち人9名。すべて男性。紅一点の私は「ご飯の量、三分の一」とお願いして、完食。
帰宅して、しばし、お仕事。夕方から、落語のお稽古です。相弟子はすべて男性、私は紅一点。途中で頭が真っ白になり、続きを忘れてしまう。しっかりせいよ。来月には、この噺で、前座を務めるんですからね。
お稽古のあとは「関所」で、宮崎地鶏の腿焼き。
脂たっぷりの地鶏に、塩をふりかけて、いただく。メニューは地鶏以外に、たんまりとあるお店ですが、私はコレ一筋。カロリーが多くてもいい、明日は皇居2周10キロを、爆走するんだから。
3月 18, 2010 落語 | Permalink | トラックバック (0)
2010年2月20日 (土):千秋楽
師匠が千秋楽を迎える日、弟子は必ず顔を出すのが決まりです。
というのは口実で、今回の鹿芝居、今までに倍増して面白い。それもそのはず、連日大入り満員で、国立演芸場の新記録を塗り替えたそうです。
終演後、師匠は、出演者やスタッフの打ち上げの席へ。私は帰宅して、しばしお仕事。それから人形町のお寿司屋さんで、師弟差し向かいでの打ち上げです。
お店を出たら、街灯にはためく「東京マラソン」の旗。いよいよ来週の日曜が本番です。今日は早く寝なくては。明日は最終のトレーニング会、コーチから「本番と同じように、4時起床を厳守すべし」と申し渡されております。
師匠も「おう、今日は早く帰って寝なよ」と言ってくださいました。さあ、タクシーに乗って帰ろう。しかし、ここで誤算が。師匠と私は帰る方向が反対なのに、なぜ、一緒のタクシーに乗る? その後、和服のきれいなお姉さんやママさんに囲まれて、飲み慣れないウィスキーのグラスを傾けている私がおりました。
2月 20, 2010 落語 | Permalink | トラックバック (0)
2010年2月18日 (木):子供を、褒める
2010年2月14日 (日):結局、麹町③
朝七時、仕事デスクに向かう。ダメだ、言葉が出てこない。昨日の疲れが残っている。本日は休養することにいたしましょう。折りしも、新潟から、盟友が「鹿芝居観劇バスツアー」にやってくる。私も合流させていただきましょう。
国立演芸場の最寄り駅は「半蔵門」。見覚えのある光景だ。それもそのはず、ランステ麹町からラン5分の場所ですから。というわけで、麹町③です。もっとも、チケットはとっくに完売です。弟子として入場し、立ち見をさせていただく。
終演後、過日、酒席をご一緒させていただいた某師匠にご挨拶。と、いきなり「全日空、見たよ」。
「???」「全日空の機内誌に、書評が載っていたんだよ」。そうでしたか。ご覧になった方がいらっしゃったら、情報、求む。
ツアーのご一行様は、根岸「笹の雪」に立ち寄られるとのこと。私もバスに乗り込み、連れていっていただきました。ロビーでお見かけして、あまりにも粋な和服姿に「どういう方なんだろう!」と、つい見つめてしまった女性が、なんとご一行様の中に。職業は「芸者さん」、なるほど道理で。
灯りの美しい「笹の雪」の前で皆様を見送って、帰宅の途に~~ついたことにしておこう。でもねえ、今日はバレンタインデー。
2月 14, 2010 落語 | Permalink | トラックバック (0)
2010年2月 9日 (火):土偶に呼ばれて
津軽の遮光器土偶に心を揺さぶられる私が、この機会を見逃すわけにはいきませぬ。上野の国立博物館にて、土偶を鑑賞しよう。
朝10時半。会場には、たくさんの人。平日の朝から、土偶を拝見しようというのは、どういう方々でいらっしゃるのでしょうか。見たところ、老若男女、まんべんなく。
この博物館には、何度となく足を運んでおりますが、今回の雰囲気は、特別です。たとえば前回、「皇室の至宝展」に参りました折の、華やかな高揚感とは、ちがう。ずっしりと、静かで、なのに熱気がこもっている。
会場に足を踏み入れたとたん、むわっと全身を包まれた「静かな熱気」こそ、この展示の真髄なのかもしれません。
土偶は、祭祀や葬祭に使われたと思しく、「呪」とか「怨」とか、あるいは「鎮魂」や「豊穣」と、人間の本質にせまる感情をつかさどることを祈念して作られた工芸品です。
作り手にも魂がこもり、使用者にも(表面がつるつるになっていたりして、ただ飾っていたのではなく『使った』感のある展示品もある)、格別の魂があるわけで。
しかも、これらの土偶は、数千年の間に、日本全国各地で作られたもの。強烈な磁場が発生するのは当然でしょう。あちこちでスパークや親和が行なわれているような。オカルティズムとは太い一線を引いておきたい私にすら、何事かが感じられてしまう、この場。
展示会に行くと、ポストカードその他を購入するのが恒例ですが、今日は「連れて帰ってはいけない」という気がして、何も買わず。(ちょいとビジネス、下手ね。バレンタインデーが近づいておる。『土偶チョコレート』があれば、売れたであろうに。顔がハート型だということで名高い土偶の、チョコレート製のフィギュアがあれば買ったのに)
会場を出て、さて、どうしよう。仏教美術の常設展を拝見するも、土偶の磁場に引きずられている身には、つらい。まずはランチでしょう。仏教美術→ガンダーラ→インド料理でしょう。ともあれ、アメ横の一角にあるインド料理店にて、カレー・ビュッフェのランチ。カレー四種にサラダバー。焼きたてナン。
お店を出て、ウロウロ。激安アウトレット店にて、ランニング・グローブ(走るときの手袋。私は、日本語で、そう呼んでいますぞ)を、320円ほどで、2つ買う。その15分後、スポーツ用品店で、同じ手袋が、2100円で売られているのを確認す。
さあ、次は、何をしようか。ここが思案のしどき。私の人生は「モノを書く」ためにあり、すべては「モノを書くのにプラスになるか、マイナスになるか」という価値基準で判断されるのでございます。本日は、さっさと帰宅して原稿に取り組む(つまりアウトプット)べきか、何かを得るべく動いてみるか(つまりインプット)。
答えはすぐに出た。上野「鈴本演芸場」の昼席へ。馬楽師匠の素人弟子である私には、本来、「寄席でゲラゲラ笑う」という行為は、許されておりません。今宵は、おしのびだ!
昼席がはねたのは16時半。さあ、どうしよう。とりあえず近くの書店で本を買い、コーヒーを飲み。気がついたら、鈴本演芸場の「夜の部」の開演が近づいておる。よっしゃ、行きましょう!
というわけで、上野三昧の一日でした。
2月 9, 2010 落語 | Permalink | トラックバック (0)
2010年1月21日 (木):わっちは酒と聞いたら目のねぇほうで。
2010年1月19日 (火):すれちがいに注意
6時起床、雑誌原稿を仕上げて送信。
10時、皇居ランニング&落語のお稽古を開始。走りながら「ときに竹さん。なんだい、改まって。このお子さんは、あなたのお子さんですか。ご長命丸救命丸、もひとつおまけにピップエレキバン。洗濯は二晩では乾きません」と、ブツブツ。次第に熱が入ってきて「いよ~っ、ポン」と、手拍子も入る。前方から、私とは逆周りをしているランナーがやってくると、急に口をつぐんだりして。
1月 19, 2010 落語 | Permalink | トラックバック (0)
2010年1月16日 (土):二部構成の日記②
原稿を書いた。東京マラソンのトレーニングもした。お風呂にも入った。さあ次は、寄席です。
寄席とは、いろいろな芸を「寄」せる、「席」。都内の常設の寄席は「上野・鈴本演芸場」「新宿・末廣亭」「池袋演芸場」『浅草演芸場」の四つですが、今日もあちこちで、いろんな席で、さまざまな芸が、寄せられておるのです。
今宵は、某お寿司店が主催する会。会場は「両国一丁目会館」、下町の公民館です。そこで前講を二席うかがうと、「お仲入り~~」の呼び声。お茶と、お寿司が出ました。かんぴょう巻の美味さに、我々一向6人は、そろって感激。そしてまた、「このタイミングで、お寿司が出るサプライズ」で、盛り上がる。
本日の一行のうち、私と某様を除いた4名は「初寄席・初落語・初講談」でございます。以前から「落語を聞いてみたい」と言われておりました。じっくり、たっぷりの機会がいいなあと思い、本日の運びとなりました。正解だったようです。今日の噺、出会いから心中未遂まで、たっぷり。通しで聞いたのは、私も初めて。
「まず噺にグイグイと引き込まれ、集中した。いろんなデータが出ているなと思っていたら、それが最後のオチで、一気に収斂された。それまで何気なく聞き流していた小さなエピソードが、実はすべて伏線で、ラストの”オチ”へとなだれこむという、カタルシス。実に爽快だった」
寄席のあとは、お楽しみの打ち上げ。白魚、お刺身盛り合わせ(貝ひもと青柳が江戸だねえ)、枝豆。そして絶品の穴子鍋。これで会費は三千円。しかも「お酒一本つき、あとは追加料金」というシステムのはずが、「いいですよ」の太っ腹な一言で、チョン。
場所中とあって、お相撲さんがウロウロしている両国。関取と、荷物持ちらしい力士との二人連れを、こっそり指差して「ほら、一方は雪駄で一方は草履でしょ」などと、語る。他人事ではないぞ。今週は、お相撲見物に行く予定であります。
1月 16, 2010 落語 | Permalink | トラックバック (0)
2009年12月 5日 (土):醤油と縄と改名
厳重に梱包された物体が届きました。開封しても、開封しても、中身に至らない。
贈り主である、某社長からの口上は。
「本日は、さる御方より私奴に御下賜されました御品を、「よしや其方独りの身に余るようならば、此れの値打ちを判じ知れるは衿野嬢を措いて他にはおるまい、是非に分与して進ぜよ」との御下命に従いまして、お裾分けさせていただきたく」から始まっています。
彼が下関の某店にて、衝撃の出会いをしたお醤油。
「店主をどこでどうやって説き伏せたものか、非売品を1本分けてもらったようなのです。その名を、刺身うまくち醤油『富士』といい、亨保2(1717)年から下関で醤油醸造を手がける大津屋の表メニューには出されていない希少品です」
とろりとしたお醤油。ふだんから「濃口醤油・薄口醤油・ナンプラー・昆布で漬けた醤油・ハバネロで漬けた激辛醤油」を常備している私には、最高のプレゼント。感想は、いずれ、たっぷりと、語らせていただきましょう。
縄。
もしかしたら、特技の一つかもしれません。私は、縄をなうことができます。稲の出所は「駒形どぜう」。新米ディスプレーの最終日の閉店後、片づけをしているところに行き合わせ、譲っていただいた稲。しばらく花瓶で飾っていましたが、そろそろ、お正月のお飾り用へと、作り替えましょう。
改名。
ゆえあって、落語家としての名を「ゑりの未楽」に変更いたします。
12月 5, 2009 落語 | Permalink | トラックバック (0)
2009年12月 3日 (木):学びの日
2009年11月26日 (木):今日は「弟子」
2009年11月18日 (水):噺
昨日は80分間の講演、本日は専門学校で2コマの授業。夕方からは、蝶花楼馬楽師匠の独演会@上野の鈴本演芸ホールです。超満員で、切符は一ヶ月前から売り切れです。
私は楽屋に詰めて、と言っても、お客様にお茶を出したり、師匠の着替えを手伝ったりは、本職の前座さんたちが、てきぱきとこなしてくださいます。
私は顔見知りのお客様とお話をする、舞台の後ろで師匠の噺を聞かせていただく、前座さんや三味線の方々とおしゃべりをする、そして「終演後の乾杯の手配」が仕事です。
とはいえ師匠は明日、朝が早い。ごく軽く、ちょいとの乾杯に、お供させていただくという感じです。
師匠は早々にお帰りになりましたが、その後、独演会の切符が完売で買えず、やむなく別件で会合していた弟分が二人と、その兄貴分様をはじめ、さまざまな方が合流し。ふと気が付けば、社長様や次期社長様の含有率が、非常に高い集まりとなっておりました。
ところで、この舟盛りが2200円。とんでもない時代になったものです。
11月 18, 2009 落語 | Permalink | トラックバック (0)
2009年11月 9日 (月):魚沼→
魚沼の朝は、「大力納豆」とともに始まります。ホテルの朝食ブッフェにも、もちろん、これ。温泉宿の駒の湯山荘でも、自在館でも、もちろん、大力納豆です。
朝食のあと、師匠はゴルフ。私はジョギング。魚沼川に沿って、ゆっくり、のんびりLSD二時間。ゆうべ食べた菊の原型を見つけたり、スキー場を駆け上がったり。
ジョギングのあとはホテルでお風呂。ありがたいことに、チェックアウト時間を延長していただきました。12時半、某嬢がいらして、自家製の柿とキノコびんづめをくださり、「菊と銀杏が、もし好きなら」「好きです!」との会話ののち、夕方の再会を祝して別れる。
13時からは、観光! 幕末の名工、石川文蝶さんの木彫作品が素晴らしいお寺を二つ、めぐる。合間にショッピングをして、日帰り温泉へ。
見案内をしてくださった某嬢とは、しみじみ、じんわり、じっくりと話が盛り上がり、おおいに共感しあいました。「今日のメインイベントは、私たち二人の会話でしたね」と、意見が一致。
地元ネットワークの妙を活かし、地元旅館のご紹介で「何もない、ただお風呂があるだけ。本当に温泉好きな人になら、おすすめできるんだけど」というお風呂へ。なーんにも手を加えていない、極楽の温泉。ぬるめで、じっとしていると、気泡がプツプツと身体につきます。じーんわり、あたたまる。
お風呂を堪能したあとは、あこがれの焼肉店「やまに」へ。
今を去ること数年前。まだ「未楽」ではなかった私は、ご当地で行なわれた雪合戦イベントに誘われて参加し、模擬店の一角にあった「やまに」の料理に魅せられてしまったのでした。他の場所にはまったく行かず、じーっと二時間半、狭い模擬店の一角を占領していた私は、そこで、この落語会の主催者様たちと知り合ったのでした。
まさか、こういう形での、お付き合いが始まるとは。感無量とはこのことです。











11月 9, 2009 落語 | Permalink | トラックバック (0)
2009年11月 8日 (日):→魚沼
今日は前座の未楽に変身し、新潟県・魚沼市へと向かいます。旅のお供は「週刊新潮11月12日号」。「私の名作ブックレビュー」に、コラムを書いています。同誌には『十年不倫の男たち』の広告が随所に。宝探し?を楽しめる一冊です。
会場は、このとおりの手作り風。お昼はもちろん、ご当地の名産「へぎそば」。むかご、海老、蓮根、ピーマン、カボチャの天婦羅とともに。
前座はけっこう忙しい。座布団をひっくりかえし、めくりをめくり、講談の先生の釈台を運び。休憩時間の始まりには「お中入り~」と、大声をあげたりもいたします。師匠の羽織もたたみます。その一方で、前座のくせに、サイン会を開いていただいたりして。何十冊も、お買い上げいただきました。ありがとうございました。
そして! わが立命館大学校友会・新潟校友会会長の某社長様が、おいでくださいました。感激でした!
本日のだしものは「狸の札」。こんな枕をふりました。
「ご当地の名産と言えば、まずはおいしいお米、そして銘酒・緑川、大力納豆と続くのですが、わたくしマラソンを少々たしなんでおりまして、マラソンのランナーの間では、このすぐご近所にある浦佐温泉の、浦佐温泉耐久山岳大会が、たいへん有名でございます。なぜ有名かと言えば……」。
ふと気が付けば、会場で「緑川」を売っていたよ。そして「大力納豆」の社長さんが、客席にいらしたそうです。
盛況のうちにお開きとなったあとは、片付け、そして打ち上げです。越後のおいしいもの、たくさん。そして「緑川」。集った人々の職業は、見事にバラバラ。落語家、講談師、公務員、建設業、芸者さん、美容師さん、主婦、タクシー運転手、技術系会社員……。
本日のはきものは、「落語会用、ちょっといい草履」と「このたびが終わったら、捨てる予定の履き古した下駄」でした。打ち上げの帰り道、下駄の鼻緒がブチッ! どうやら、厄落としができたようですね。
11月 8, 2009 落語 | Permalink | トラックバック (0)
2009年10月31日 (土):「○○のくせに」
腰は低く、頭は高く。
卑下は絶対にせず、謙遜も、なるべくなら、したくない。
だがしかし、「落語」の世界は別です。私は前座の、しかも見習い中。師匠の羽織を上手にたたむことができず、ご贔屓衆と同席させていただいても、ボーッとしております。まったくもって、ダメな前座でございます。
しかも、席亭の皆様方が、甘やかしてくださるから、まことに申し訳ない。この「だんだん寄席」も。前座のくせに、写真つきでプロフィールの紹介が。しかも、プチサイン会まで開いてくださるというから、とんでもなく、ありがたいことでございます。
魚沼市で前座を務めさせていただくのは8日。前日の7日は、静岡県富士市の「ロゼシアター」にて、静岡国民文化祭の一環として行なわれる「富士てがみ祭り」の、手紙文コンクールの表彰式に出席します。こちらでは、審査員を務めさせていただいております。他の先生方とのつりあいで、私も「先生」と呼ばれます。
「審査員の先生」→「師匠から『おい、未楽!』と呼ばれる前座」。チャンネルが替わるのが、楽しくてたまりません。服装が「着物か、ランニングウェアか」の両極端なのと、同じですね。
ところで、迷っているのが、9日の晩。8日の晩は、魚沼市内で打ち上げ。9日は、師匠連はゴルフ、私はランニングと日帰り温泉。その後、温泉に一泊するか、まっすぐ東京に帰るか。11月はスケジュール帳が真っ黒ですから、もちろん、帰ってお仕事が正解なのですが。旅先で、視点を変えて、検討してみたい企画もあったりして。
などと迷うのは、もちろん、とんでもないことでございます。本来ならば、師匠がゴルフをしている間は、クラブハウスでお待ち申し上げ、帰りはカバン持ちをすべきです。まさに「前座のくせに」です。でも師匠は、こうおっしゃってくださいます。「いいんだよ。未楽は落語で米を買おうっていうわけじゃないから」。
申し訳ないという言葉を頻発して申し訳ないのですが、そのお言葉に、甘えさせていただきましょう。落語を習ったり、マラソンを走ったりというのは、結局のところ、私にとっては、「書き続けるための手段」。日本酒を愛し、着物にこだわってみたりするのも、すべて、私の中では「書くため」に収斂されているのであります。
ついでに付け加えると、米を買うために書いているんじゃなくて、書くために、米を買っているんですけどね。炭水化物はあまり摂らないランナーですから、米そのものより、発酵して液状になった米を買うほうが、多いんですけどね。
10月 31, 2009 落語 | Permalink | トラックバック (0)
2009年10月24日 (土):どじょう、穴子、うなぎ
朝は「ど」の林檎から始まります。音までおいしいこの林檎、海の向こうで、某様の俳句の題材になったそうです。
原稿を書き、明日のマラソン大会に備えて一走り。ハアハアと息が切れるほどの運動を、一回やっておくと、当日がとても楽だというMコーチのアドバイスに従って、「清水門」へと向かいます。
本当は、昨日のほうが効果的だったんだけど。動けなかったから、仕方がない。ショコタンという愛称のタレントさんのライブがあるらしく、武道館周辺は人でいっぱいです。
千代田区役所前にある「清水門」から、北の丸公園へと通じる道は、大小の石が入り乱れた階段です。足場の悪い、しかも急坂。ここを一気に駆け上がる! これが衿野の命名による「清水門ダッシュ」。三本やったら、汗はダラダラ、息はゼーゼー。
この坂下門、ある事情から、日露戦争後はぴたりと閉ざされ、通行不可能でした。1964年の東京オリンピックを機に修復され、通れるようになったという、面白い経歴を持つ門です。
さて、帰宅をして、お風呂に入りながら、おさらいです。
「あんちゃん、あんちゃん。一年は13ヶ月だよねえ」「何ぃ、13ヶ月? はなから言ってみろ」「1月、2月、3月、4月……」。続きは、寄席で聞いてくださいね。
雨の降る中、いよいよ出発です。前座のお仕事です。
私は「穴子でから抜け」、馬楽師匠は「うなぎ」。打ち上げの某店に、師匠のごひいきの某社長様が「穴子のお寿司」を差し入れしてくださいました。絶品の「牛すじ煮込み」に、ホタテのスライス、おつまみいろいろ。
10月 24, 2009 落語 | Permalink | トラックバック (0)
2009年8月10日 (月):江戸文化道場
2009年8月 9日 (日):圓朝まつり
朝八時半より朝礼開始。この時刻、ふだんは眠っているであろう落語家さんたちが、神妙に諸注意を聞いています。着々と準備が進む中、お寺の外には、すでに長蛇の列。後に聞いたところでは、人気の扇子を買い求めるのには「二時間待ち」だったそうな。
私は隣近所のお店の方々と、牛すじ丼用のご飯の買出しに行きました。落語家さんたちと、お弟子さんの運転する車にぎゅうづめになるという、稀有な体験をいたしました




ピンクのたすきをキリリとかけて、さあ、開店!
人は、朝の9時半に、「牛すじにこみ」や「牛すじ丼」を食べたくなるものでしょうか? なるのですねえ。最後の一杯が売れ、お鍋が空になったのは11時半でした。今年もまた、ランチまでもたなかったなあ。だけど遊びに来てくださった某様がたは、きっちり間に合いました。
それにしても暑い!
テントの外に出て接客していた私には、直射日光がジリジリ。途中30分ほどは、エアコンの効いた控え室(お寺の庫裏)で休みました。広い座敷には、落語家さんたちがズラリ。入っていくなり、某師匠から、からかいの言葉が。サクッと返せない私がトーシローというのは、どなたにも、おわかりいただけたことでしょう。
控え室では、冷たい飲み物がフリー。缶ビールは「キリン一番絞り」と「アサヒスーパードライ」が用意されていました。落語協会の浴衣がパスポートがわりです。





その間にも、境内ではさまざまな催し物が。法要や、「ゴミ隊」のおみこし、華やかなカラオケ。店じまいすませた気楽さで、馬楽師匠らと、会場内をお散歩してまわります。その合間も、馬楽師匠はサインに忙しい。
「おっと、いい女だねえ。幽霊になれるような、いい女だ」
浴衣姿の美女に、某師匠がかけた言葉です。幽霊になれるのは、美人に限られるんだそうです。「大丈夫、未楽さんも幽霊になれますよ」「私は恨みっぽい性格ではないから、無理でしょうねえ」
怪しい手相見は、馬生師匠。馬楽師匠が、そこに割り込みます。
楽「相談があるんです! 私は役者になれるでしょうか」
生「どれどれ、手相を見ましょう。うんうん、役者は向いていますよ」
楽「主役になれるでしょうか?」
生「それは無理でしょう。脇役が向いていますよ」
この二人の師匠の、「鹿芝居」て゜の共演を知っている人には、爆笑の会話です。
散策の合間に、「ちんちろりん」で落語会のチケットが当たったり、お守りや足袋ケースを買ったり、アサダ先生のトランプマジックを目の前で見せていただいたり。買い物や買い食いの御代は、もちろん、売り上げのお金から。お祭りを頼んで、なおかつ、おこづかいが出る。なんてステキな一日なのでしょう。お弁当もいただきました。お蕎麦と、お寿司、写真にはないけれど、木村家のアンパンが二つ。







さあさあ、祭りが終わったら。もちろん打ち上げです。私はいったん帰って荷物を置き、お風呂に入ってから、浅草へと向かいます。おなじみ「駒形どぜう」。個室を予約していてよかった。着くなり、テーブルにお金や領収書を広げて、お金の計算です。うんうん、大丈夫。どぜう代と、その後のカラオケ代がバッチリ出ます。
私が嬉しそうに掲げている「どぜういかだ焼き」や「ふり袖」や卵焼きは、六代目からの差し入れです。売り上げの千円札で分厚い師匠のお財布が頼もしい。





8月 9, 2009 落語 | Permalink | トラックバック (0)
2009年8月 7日 (金):夏に必要なものが、すべてそろうお祭り
たくさん笑って、ワクワクして、おいしいものを食べて、幽霊画でヒンヤリして、圓朝師匠のお墓に詣でて、気持ちを新たにする。
落語協会HPより。
http://rakugo-kyokai.or.jp/encho/EnchoTop.aspxそもそもは、江戸落語中興の祖である三遊亭圓朝師匠の命日8月11日に、墓所のある谷中・全生庵で「圓朝忌」という法要が行われていました。(中略)そんな「圓朝忌」が、2002年大きく変わりました。
さん喬、権太楼、志ん五ら若手理事が中心となって、その名も「圓朝まつり」とし、ファン感謝祭的なお祭に生まれ変わったのです。(中略)境内では、芸人が趣向をこらしたお店を出します。飲食店あり、販売店あり、またパフォーマンスあり。お客様と芸人が触れ合う年に一度の「お祭」になったのです。今では3000人を超すお客様が詰め掛けています。
で、私こと蝶花楼未楽は、昨年に続いての参加です。馬楽師匠の「越後屋風にこみ」屋台のお手伝いです。キャッチコピーは【先代の文治・馬楽・小さんが愛した牛すじのお店】。
身びいき抜きで、本当においしいです。馬楽師匠が、コトコトと煮込んだ、愛と芸と想いの詰まった煮込み。どうぞ、召し上がりに来てくださいませ♪
と言ってはみたものの、昨年は、昼前には完売。来てくださった友人十数人のうち、間に合ったのは一人だけ。今年はそうならぬよう、ゆるり、ゆるりと売りましょう。
8月 7, 2009 落語 | Permalink | トラックバック (0)
2009年7月25日 (土):本日の三変化
わが住まいの隣人は、お孫さんがいるとは思えない、巻き髪がよくお似合いの、かわいらしいおば様と、さわやかな旦那様。おば様は、私に会うたび「七変化ねえ」と言います。着物かランニングウェアの両極端だからでしょう。
本日は、朝食@近所のファミレス。2時間ミッチリ、書いた原稿を読み返す。午後は、蝶花楼未楽に変身し、亀有へ。わが師匠のプチ落語会にて、前座を務めさせていただきます。
しっかし、使えない前座だな。師匠の着物を畳むぐらいはなんとかなっても(いや、なんとかなってないな。本物の前座さんは、もっとサクサク、コンパクトに、きちんと畳みます)、お茶を出したり、出囃子の具合に気を配ったりは、まったくできません。そのくせ、本の販売&サインをさせていただき、席亭に大感謝です。
師匠にいただいたワリをふところに、向かうは都内某所。お世話になった方の会に顔を出し。早々に帰宅した理由は、「ランナー」に変身するため。明日は、とあるクラブの練習会に、初参加。案内状には「前日は7時間以上の睡眠をとり、深酒は厳禁」と書いてございます。
そして日記をつけるために、ふたたび近所のファミレスに。ウェイターさんは、なんと今朝と同じ人。ちょうど12時間たっているのに。驚いて聞いたら「夜から朝までの勤務なんです」。なるほど。朝のファミレスで、彼のテンション高い接客は、とっても心地よかったのだけれど。あれは「朝の爽やかさ」ではなく、「もうすぐ仕事終わりの、徹夜明けのハイテンション」だったのか。
7月 25, 2009 落語 | Permalink | トラックバック (0)
2009年7月16日 (木):作戦会議
今年もあります「圓朝まつり2009」@谷中「全生庵」。社団法人「落語家協会」に属する師匠たちの、文化祭のようなものです。落語会や法要に加え、人が多く集まるのは「芸人屋台」。落語家さんたちが、さまざまな模擬店を開くのであります。当日は「サインのお求め自由」、扇子や色紙を手にした落語ファンが、開場前から行列を作ります。
私は、今年も、蝶花楼馬楽師匠の出店をお手伝い。店名は「越後屋風にこみ」。先代の文治師匠、馬楽師匠、小さん師匠が愛したお店の味を再現したものです。昨年は、あっというまに売り切れてしまいましたが、今年は「のんびりモード」で取り組みます。
というのも、昨年の馬楽師匠は、屋台をしまったあと、新宿・末廣亭での高座が控えておりました。さっさと売って、さっさと片づけなくてはいけないという、ミッションがございました。今年は大丈夫。じっくり、売ります。
7月 16, 2009 落語 | Permalink | トラックバック (0)
2009年7月 6日 (月):ここは北千住か、それとも渋谷か
2009年7月 5日 (日):ここは弘前
朝6時、ホテルのロビーに集合。早足でウォーキングする某師匠のお供で弘前城へ。走ったり、写真を撮ったり、足を止めて満開の桜の景色を想像したりする私は、師匠と抜きつ、抜かれつを楽しみながら、30分のウォークと30分のジョグ。
お風呂のあとは、いかにもホテルらしい、ビュッフェ形式の朝食会場へ。津軽産の海藻料理を数品と、サラダと、ごはん一口と、筋子。
帰り道は、どれだけ走っても1000円の高速道路をひたすら東京へと向かう。自宅にお送りいただいて到着したのは深夜1時でした。
長く濃いたびの詳細は、また後日。
7月 5, 2009 落語 | Permalink | トラックバック (0)
2009年7月 4日 (土):ここは木造@つがる市
朝。神社に参拝してから温泉へ。広い浴場に、源泉掛け流しのお湯がザーザー。しかも女湯は貸し切り状態です。
旅館での朝ご飯は、帆立とイカのお刺身、具たくさんのオムレツ、おかわり自由のシジミ汁(地元産の巨大シジミ!)、じゅんさい、青梗菜の煮物、ピカピカのご飯、りんごジュース。帆立の甘みにクラクラ。
そして、ついに、あこがれの、遮光器土偶がへばりついた、木造駅の駅舎と対面。1億円の「ふるさと創生資金」で建てられたこれ、ハリボテではなく、しっかりした造りです。それにしても、よく建てたものだ。電車が入ってくると、目がピカピカ光るらしいですよ。
次いで、同じくあこがれの資料館、「カルコ」へ。遮光器土偶の本物とは、上野の博物館で何度か対面しております。ここにあるのはレプリカですが、地元ならではの感激が。出土した石器、土器、土偶の数々にも目を奪われ、できればあと1時間いたいところですが、さあ、お仕事です。
7月 4, 2009 落語 | Permalink | トラックバック (0)
2009年6月30日 (火):スイカのご縁は、まだ続く
2009年6月21日 (日):日本酒を飲まなかった夜
南インド料理をいただく集いです。小さなお店を貸し切りゆえ、すぐ定員に達してしまったという、まるで手賀沼エコマラソン大会や、富里スイカロードレースのような会。インドビールと、「インドのじゃない」スパークリングワインで乾杯。
主催者様の記憶によると、メニューは以下のとおり。
ワダ(豆をすりつぶして揚げたドーナツ風)・ココナッツチャットニー・サンバル
ピーマンのマサラ詰め(コリアンダーチャットニー・生姜とタマリンドチャットニー)
イワシのレモン風味
イディヤパン(炊いたお米を練って絞り出した素麺風)
ケララ風サラダ
オクラのマサラ
カマスのカレー
ウッタッパム(米を発酵させて蒸したかるかん風)
肉(マトン?)カレー
パロータ(インドパン渦巻き状)
ライス
チャイまたは美味しいコーヒー
デザート(黒糖?とカルダモンのプリン)
他ではお目にかかれない、ローカル色たっぷりのお料理。「カマスのカレー」、味覚の幅を押し広げられるような、美味でした。いま出ている「ダンチュウ」の、カレー特集に大きく掲載されているお店です。
今日はとても分厚い一日、。まずは新宿・末広亭へ。わが師匠が「本日初日」でございます。そして名は伏せておきますが、ランチを某店で。次いで、師匠の何十年来のご友人だというお店に同行させていただいたら、なんとまあ、スッポン鍋を食べに、何度も出かけたことのあるお店でした。リッツ・ゲーテ・クラブ、再び開催せよとの神様のお達しでしょう。
その後、南インド料理店のある大田区へ移動。ここで「銭湯」お遍路を少々。黒湯の温泉銭湯と、薄茶色でかけ流しの温泉銭湯をはしご。

マップとスタンプ帖をプレゼントしてくださった某様は、東京都公衆浴場生活衛生同業組合のホームページにある、廃業した浴場のリストをコピーして一緒に渡してくださいました。さすが会計士さんの心配りは素晴らしい!
というわけで、一浴いや二浴して、南インドへと向かったのでございました。
さて帰宅してから、重たいバッグをやっとおろします。本日のいただきものの数々。ありがたいことです。





日本酒を飲まなかった夜。
でもちょっぴり、ランチにお燗酒をいただいてしまいました。
6月 21, 2009 落語 | Permalink | トラックバック (0)
2009年5月31日 (日):31日
2009年5月30日 (土):30日が、千秋楽
すっかりそう思い込み、いざ、鈴本演芸場へ。今日は友人三人と同行する約束です。張り切って着物を選び、三人それぞれに、渡しそびれていた京都みやげやら、サイン本やら、好きそうなお菓子やらの包みを用意してあります。大きなバッグに荷造りをすませ、さて、出発まで原稿を書きましょう。
そして午後。友人①から「急に出勤することに」、続いて友人②は「すみません、すっかり忘れていて、別の予定を入れちゃいました」、さらに友人③からは「風邪をひいちゃったの~」。
呆然としながら、一人でたたずむ鈴本演芸場の客席入り口。高座では師匠が熱演中、これが終わって次のお方に入れ替わるタイミングで、客席に入りましょう。そう思って待っていたら、私の次にやってきたのは、知人の某様でした。なんとロングヘアをバッサリ。お互いに、お互いの顔を指差しあって「あっ、髪の毛が!」。
本来、弟子は「客席」に座ることはできません。師匠の特別のはからいで「勉強してもよろしい」ということになっております。もちろん飲み食いなどはいたしません。背筋をきちっと伸ばして、高座を見つめます。もっとも顔はゆるみっぱなし、笑いっぱなしですが。
笑って、笑って、最後に笑えなくなった。今日は千秋楽ではないですと?
5月 30, 2009 落語 | Permalink | トラックバック (0)
2009年5月28日 (木):今日は、そのために上野に行ったのかもしれない
雑用といえば雑用、仕事といえば仕事。メールやら手紙やらを書いては送り、書きかけの原稿を整理して、ここ数日の予定を立て、「とりあえず」のファイルに入れてある資料を整理し、走り書きのメモを取材ノートに書き写し。現金書留も送りました。一つはお香典、一つは結婚祝い。
前者は、本来、お別れの儀式に駆けつけたかった、先輩ジャーナリスト。不覚にも知らずにおり、新聞でご逝去を知ったときは、とっくに儀式が終わっておりました。
先輩の奥様をまじえて、金沢旅行をしたこともあったっけ。駆け出しライターだった私に「もし僕に恩を感じるなら、あなたの次の世代に、恩を返してあげてください」というお言葉が忘れられません。
最後のご著書を遺影がわりにして、お花を供えさせていただきました。明日、泡盛を買ってきて、お供えしますね。合掌。
そんなこんなのモロモロを投函し。ちょいと時間ができたなあ、寄席でも行ってくるかと、上野・鈴本演芸場へ。途中、鈴本でトリをつとめる、わが蝶花楼馬楽師匠に「これから行きます♪」と電話するも、留守番メッセージが流れるのみ。どうせ、お目にかかれるのだからと、鈴本へ。
しかし、チケット係の女性いわく「今日、馬楽師匠はお休みですが?」。うわっ、そうだった。本日は代演だった。
だけどここまで来たのだから、勉強させていただきましょう。
鈴本を出て、ケータイをチェック。すると友人から「無事に女の子が生まれました!」という写真つきメールが来ておりました。なんだか他人事じゃない。姪が生まれたように嬉しい。考えてみれば、パパとは「前世は毛利三兄弟だった」と言われているんでちゅよー。出会いは「パンサーズ」だったんでちゅよー。そこから「落語」が共通の趣味とわかり、数々の寄席や独演会にご一緒しております。
言わば「落語仲間」の毛利三兄弟の一人のめでたいニュースを、寄席で受ける。上野まで行った甲斐がありました。
まことに双葉から芳しすぎるお嬢様。私が無理に「子ほめ」をしなくても、たっぷりと愛情を注がれて、すくすくと育つはず。私は寸にして呑まれちゃった。タダの酒ではなく、灘の酒でもありませんが、乾杯!
ちなみに添付されていたお嬢様の写真は、「赤いなあ。茹でたのか?」「バカ、赤いから赤ん坊って言うんだよ」のかけあいのごとく、真っ赤なお顔をして、目をつぶり、口元をぐっとひきしめて、泣いていらっしゃる。そのお顔が、「私は今、生まれたの! これからどんどん大きくなって、いろんなことを経験しながら、健やかに育ち、しあわせになるのよ!」と、全身で表現しているように見えました。
5月 28, 2009 落語 | Permalink | トラックバック (0)
2009年5月23日 (土):いざ、楽屋へ!
今日の私は「蝶花楼未楽」でございます。わが師匠、蝶花楼馬楽が、伝統ある寄席、鈴本演芸場@上野にて、夜の部のトリをつとめております。
お誘いした友人連は、鈴本のみでのお楽しみ「飲み物食べ物、持込自由」を満喫しておられますが、弟子たる私は、飲み食いするわけにはいきません。とは言いながら、上野松坂屋で購入したスモークド・サーモンなどは口に運びつつ、勉強させていただきました。


その後、馬楽師匠のお供をして浅草へ。ここでもまた、大失敗。私の勘違いで、皆様を20分ほど歩かせてしまいました。
お店には、たまたまG師匠がいらっしゃり、「これはどうだ?」と出していただいたのが、津軽名物「鰊の切り込み」。欣喜雀躍した私でございました。
馬楽師匠は、今月末まで、トリをつとめられます。私も時間のある限り、うかがう予定です。
それにしても。このお店は、とんでもないですよ。お寿司は絶品、お客様は粋筋の方々。
赤貝がピンと立っている映像をみても「ただものではない」はおわかりいただけるのではないでしょうか。


5月 23, 2009 落語 | Permalink | トラックバック (0)
2009年2月20日 (金):千秋楽ですから
国立演芸場の二月下席を無事に終えた師匠と一献。連日ずっと満員御礼だったというから素晴らしい。
四谷の「鈴傳」に始まり、某所に某所、さらに某所、そして某所。何軒目かの「一階の割烹から出前を取れる、四階のバー」では、何の出前をお願いしようかと考えているうちに、カラオケが騒がしくなったため、「ならば、こちらから出向きましょう」と一階の割烹へ。
四谷、湯島、浅草。東京は広いねえ。来月の東京マラソンに出場の皆様がた、お疲れ様でございます。私は文字通り、高みの見物といきましょう。
2月 20, 2009 落語 | Permalink | トラックバック (0)
2009年1月15日 (木):『狸』
昔から、狸、狐は人を化かすと申しますが。
今日は落語のお稽古です。おさらいをするため、温泉&アカスリ@錦糸町へ。顔なじみになってアカスリのお姉さん、今日もまた、時間延長してのマッサージをしてくれました。
「将来はオリンピックを目指しているんですか?」
真顔で聞かれて「いや~完走するのにオリンピアンの二倍以上の時間がかかりますから」。浴槽に浸かりながら「狐の七化け、狸の八化けと申しまして」と、人のいないほうに顔を向けてブツブツ。さて、お時間です。お稽古に参りましょう。
落語のお稽古。これはすごいです。つねづね考えている「言語化する能力」に磨きをかけることができるのです。言葉のみならず、全身を使い、手ぬぐいや扇子の小道具も総動員しての表現です。
終われば、宮崎地鶏のモモ焼きで一献。「師匠、焼酎の量はいかがいたしましょうか」「ツーフィンガーだな」「お相撲さんの指ですか? それともマラソンランナーの指?」
1月 15, 2009 落語 | Permalink | トラックバック (0)
2008年12月23日 (火):「ふり袖」はコレにも合う
今夏の「円朝まつり」@全生庵での、落語家さんによる「芸人屋台」でデビューした、わが馬楽師匠の「すじ屋」。牛すじを甘辛く煮込み、豆腐、こんにゃく、ネギを加えた、HOTでソウルフルな一皿です。
本日、某社のもちつき大会にて、二度目の見参。わたくしこと未楽は、もちろん売り子として参加です。師匠が前夜からセッティングした牛すじ煮込みは、寒さを吹き飛ばす、こっくりとした美味に仕上がっておりました。
さて、開店したものの、やはり寒いです。そして目の前には「ふり袖」の樽酒。コップ一杯百円です。師匠と「二人で百円玉をやったりとったりしようか?」と冗談を言いながら、ひしゃくですくい、一口、二口。樽の芳香が華やかに広がり、歳末のあわただしさを彩ってくれます。
やがて知人の某社長が、もちつき見学にいらっしゃいました。当然ながら、ふり袖。まだ朝の11時だけど、寒いんだもの。
伏見の銘酒らしい、まろやかな甘みと、それでいてしっかり主張のある味わいが、朝の空気によく似合います。この「ふり袖」は、駒形どぜうで出るお酒。どぜうに合うのはもちろんですが、朝の空気にも、つきたてのおもとにも、ホカホカの牛すじにも、よく似合うことを実感いたしました。







12月 23, 2008 落語 | Permalink | トラックバック (0)
2008年11月24日 (月):前から三列目
谷中・全生庵での円朝寄席。 林家正蔵師匠の「芝浜」に、金原亭馬治師匠、トリは金原亭馬生師匠という素晴らしい会でした。
お寺の本堂につめかけたのは、皆さん手だれの落語好きとお見受けいたします。開演ギリギリに駆けつけた私でしたが、芸能仲間の鎧球亭豹楽さんが場所を確保しておいてくださり、舞台正面の前から三列目という絶妙なポジションを堪能させていただきました。
11月 24, 2008 落語 | Permalink | トラックバック (0)
2008年11月12日 (水):満員御礼
蝶花楼馬楽師匠の独演会@上野・鈴本演芸場。早々とチケットは売り切れ、開場と同時に満席になり、立ち見が出るというにぎわいでした。ああ、なんと写真を撮り忘れた! というのも私、“前座さんの見習い"として、楽屋に詰めていたからでございます。
すみっこにそっと座ったつもりが「そこはお客様が座るところだ、そっちじゃない」。あわてて移動して、ここならばと腰を落ち着ければ「こらっ、弟子が座布団敷くんじゃない」。楽屋での見聞は、いずれ、作品に活かされることでありましょう。
明日の朝、師匠は五時起きでお仕事だそうで、打ち上げは無し。ならばと、来訪の某Aご一行様に合流いたしましょう。休憩時間にロビーで顔を合わせた某B様を、A様らにご紹介して同行しようと画策していたら~~A様らとB様の席は偶然にもお隣同士で、とっくにお酒を酌み交わし、二次会の約束も済ませていたのでした。奇遇なり。
11月 12, 2008 落語 | Permalink | トラックバック (0)
2008年10月25日 (土):亀が有る
2008年10月18日 (土):免疫力アップ!
昨日は、懸案の大仕事を一つ、終了いたしました。当然、いつもの「打ち上げ」の儀式を粛々と行うことに。何かというと「大掃除」でございます。とはいえ、いつもなら「大」ですが、まだまだ、なすべきことの山積している日々ですから、松竹梅の竹にして、「中掃除」にとどめておきました。
今朝は、郵便物の処理だの、火災保険の更新手続きだの、だのだのの雑用を片付けて。午後は愛車の草色プジョーにまたがり、久しぶりの有酸素運動です。目的地は「国立演芸場」、馬楽師匠の高座を拝見しに。
本来、弟子は客席に座っちゃいけないのですが、本日は、いちオーディエンスとして、堂々と、ご招待状での入場です。
師匠が高座を終え、着替えもすんだであろう頃を見計らって、楽屋にごあいさつ。ご出演の師匠たちや、楽屋スタッフにご紹介いただき、サイクリング・バージョンの私は冷や汗タラリ。ショッキング・ピンクのカットソーに短パン、タイツ、ブーツ。師匠に恥をかかせてしまったのではと心配です。
トリの雲助師匠の廓話。魅せられました。他のも聞きたい。もう一度ぐらいは、是非、足を運びましょう。うちから国立演芸場までは、自転車で10分、走ると15分、徒歩では30分。タクシーでは約千円でございます。
国立演芸場を出て、向かうは四ツ谷の「鈴傳」。予約しておいた四合瓶と、明日の「芋煮会」の差し入れ用の一升瓶を購入。私の洋服姿に「どうしたんですか!」と叫び声をあげてくださる帳場の方々。ここもまた、私の「帰って来られる場所」。ありがたいことです。
帰宅後は、またまた嬉しい出来事が。帰省していた農家生まれの女友だちが、ご実家製の野菜をたくさん届けてくださいました。甘くジューシーな大根、まったり濃い茄子、成長ホルモンたっぷりの間引き菜。プラス「焼き鳥」に「厚揚げ&豆腐」まで。某様からいただいた、「庭で勝手に育っていた自然薯」ともども、ホットプレートで焼いて賞味させていただきました。
ついでに、手製の「山と海との共演ハンバーグ」も焼きました。ひき肉とイワシすり身に、味噌と、お取り寄せの「伊藤苗木」製のショウガの甘酢漬けをみじん切りにしたものを加えてコネコネしたものです。ハンバーグといえば、牛&豚の「合挽き」が定番ですが、私はイワシを七割、鶏か豚のひき肉を三割でコネコネをよく作ります。イワシすり身は「生協」の冷凍食品。鍋の季節には常備しております。
ツナギは片栗粉を少々。パン粉や卵は入れません。調味料は「あるもの」。今日は味噌プラス、自家製辛味ソースでした。この辛味ソースは、前出の伊藤苗木さん製のトウガラシ、ショウガ、ニンニクを、醤油&バルサミコ酢ちょっぴりに漬け込んでから、ブレンダーでガーッと攪拌したものです。
次回は、やはり伊藤さん製のエゴマの葉っぱをキムチ風に漬けたものを、一枚ずつ貼り付けて焼きましょうか。半ずりにしたゴマをまぶしたり、大根おろしでサッパリいただいたりするのもよろしいですなあ。
それにしても。これだけおいしい食材があるのに、わが国の自給率の低さは如何。ネットワークとタイミングがそろわなくては得られない、おいしい野菜。食べるもの、飲むものの格差は、はなはだしいのではないかい? 日本酒もまた、たとえば新幹線の車内販売で売っている、日本酒と称するお酒と、こうして手に入れる日本酒の差は。
値段はそう変わらないだけに、「情報格差」や「ネットワーク格差」の存在を、ひしひしと感じます。
繰り返しますが、日本酒は不思議なお酒で。「味の格差」と「値段の格差」が比例しておりません。たとえば泡ワイン。うちにあるドン・ぺりは、こないだ量販店で見たら18000円でした。最も安いのは、チンザノのブランドが出している1200円の泡ワインです。
で、日本酒は、最も高価な「君盃・ひやおろし」が四合で約2000円。でもねえ、この君盃は、なかなか売っておりません。まして期間限定の「ひやおろし」は、なかなか。一方、ドンペリは、うちの最寄りスーパーでも売っています。値段よりも「希少価値」が日本酒の真骨頂なのかもしれませんね。
しかも。特にひやおろしはそうですが、冷たいまま、冷や(常温)、ぬる燗、上燗、熱燗と、それぞれまったく味が変わります。このデリケートさ、ワインにはあるか? そして一方、デリケートだからこそ、広まらないのでしょうね。燗の度合いにいちいち注文をつけられていては、お店は迷惑です。
つまるところ、日本酒は「家で、好みの酒器で、納得のいく温度を」試行錯誤しながら飲むものかもしれません。オタクの時代には、いっそう注目を浴びることでございましょう。
(オタクにシンパシーを感じておらせれるらしい現首相は『鈴傳』に現われたことアリ)
なっ、長いな今日の日記は。そろそろ、しめくくりの一言を。
「日本酒、という呼び方は好かんのう。酒、すなわち日本酒なのである。ビールだの、ワインだの、紹興酒だのが邪道なのだよ。そろそろ『酒=日本酒』という、原点に戻りませんか?」
日本酒と表記するのには、実は逡巡があります。酒=日本酒だい!
それから。焼酎が苦手な私のもとに、なぜか集積している「中々」。これ、どうしたら、いいんでしょ?
10月 18, 2008 落語 | Permalink | トラックバック (0)
2008年9月27日 (土):九月のライブのしめくくり!
国立の地球屋にての、初の落語ライブ。多くの方にお集まりいただき、盛況のうちに終了いたしました!
馬楽師匠に「初めて一年もたたずに会を開くとは、いい度胸をしているよ」とほめられながら(ほめていない?)の会でした。会の感想を求められた師匠いわく「それは言えないよ、師匠が弟子をほめたら親バカになっちまう」って、それはほめていただいたんですよね?
師匠との出会いの機会を作ってくださった、「駒形どぜう」六代目社長も、ハワイ土産のチョコレートとともにおいでくださり、感激でした。そして写真は、もちろんフォトグラファK氏が、画伯や社長とともに駆けつけてくださり。出来上がりが楽しみです!
さてだしものは。未楽による『今日も飲み続けた私』で口開け、そして師匠の『寝床』、お仲入りのあと、再び未楽の『走り指南』という構成でした。いらしていただいた方々、本当にありがとうございました!
ライブのあとは、静岡や姫路から上京してくれた美女三人組と一緒にホテルへ。差し入れでいただいた泡ワインで乾杯!
9月 27, 2008 落語 | Permalink | トラックバック (0)
2008年9月22日 (月):地球寄席
いよいよ今週末にせまった落語ライブ。最終の打ち合わせをしに、会場のライブハウス「地球屋」へ行きました。
夜は、ひょんなことから、マラソンランナーであり、落語ファンでもある某誌編集長様と歓談のひととき。
9月 22, 2008 落語 | Permalink | トラックバック (0)
2008年9月21日 (日):しめくくりお稽古
今日はぜいたくにも、馬楽師匠を独り占め。落語ライブに向けて、差し向かいのお稽古@浅草某所です。だしものは『マラソン指南』に『今日も飲み続けた私』。古典の小噺の、しぐさから言葉遣いをみっちりと。
もっとも私は「シロウト弟子」、本当に入門したら、こんな甘いものではないのは当然です。師匠の講評は「初めてで、しかも新作にしては上出来だ」。
実は「こんなんじゃ、ライブをやる資格なし! 許可できぬ!」と言われるのではとヒヤヒヤしておりましたので、一安心。
落語ライブは残席僅少。27日(土曜)19時開演@国立のライブハウス「地球屋」です。
9月 21, 2008 落語 | Permalink | トラックバック (0)
2008年9月17日 (水):いよいよ、前座デビュー!
起きるなり、座布団にすわって「蝶花楼未楽でございます」とお稽古を始め、着替えをしながら「お前がどうしてもマラソンを始めさせないって言うなら、オレはゴルフを始めちゃうぞ、いいか、ゴルフだぞ」とぶつぶつ。原稿書きの合間にも「ゴール、ビール、ゴールビールゴール!」と割り稽古を続けます。
というのも、明日は、よみうり文化センター柏にて、馬楽師匠の独演会。相弟子と一緒に、前座をつとめさせていただきまする。
緊張しているかって? しているんだと思います。人前で話すのは、まったく平気なんですがね。今日も専門学校で、40人近くの生徒を前に2コマの授業をこなしてきたんですけどね。
①高座に上がり、正座して語るのは初めて
②素の衿野ではなく、作中人物になりきって演じるのも初めて
③いきなり「新作落語」なんだもん。自作自演は、もちろん初めて
④五人の弟子が、バランスよく、順に出演。つまりこれは「駅伝」、マラソン大会とは別種の責任がございます
私の持ち時間は7分間。あとはたっぷり相弟子と師匠の高座を楽しむ~つまり明日はライブⅤです。手元にあるチケットを通算してみると、学会ライブ、古田さん講演、大相撲、そして自分のライブと、九月はライブⅨまである様子。Ⅸとは「9」です。九月だからⅨにしておくか、あと一つ増やして区切りよく10にするか。いや、今月5日の梅香組結成カラオケ大会を「ライブ」と見なせば、すでに10か。
ちょっと言い訳。落語も、ライブ参戦も、「趣味」や「遊び」ではございません。私はいつも真剣勝負。すべては「書き続けるため」の手段なのであります。
数年前、某女性誌の取材で、女性起業家のお話を聞く機会がありました。彼女いわく「お金の使い方には『浪費』と『投資』がある。起業をめざすなら、一円たりとも浪費してはならぬ」。深く、深くうなずきました。
今日のランチ代九百円(サラダバーつきでこの値段!)も、ホノルルマラソンのためのエア&ホテル代(よりもサーチャージが気になる今年)、すべて投資だ!
9月 17, 2008 落語 | Permalink | トラックバック (0)
2008年8月21日 (木):師匠の同情
今日は落語のお稽古。新作落語の台本を手に、日帰り温泉へと向かいます。雷雨の中、露天風呂にて「マラソン指南の一席、どうぞおつきあいを」などと、人目を避けてブツブツと。
お稽古のあと、師匠に「日帰り温泉に寄って来た」と申し上げましたら「風呂上りのビールを我慢するのはきつかっただろう」と、同情されちゃいました。
8月 21, 2008 落語 | Permalink | トラックバック (0)
2008年8月10日 (日):円朝祭
「真景 累が淵」など名作落語を残した稀代の落語家、円朝さんをしのぶイベントです。お墓のある全生庵の境内で、落語家さんたちの「芸人屋台」が三十以上も並びます。
サインおねだりも写真撮影も自由なので、落語ファンにはたまらない催し~~だとは、つい最近になって知ったことです。
朝七時半、「千駄木」の駅に到着。降りると同時に、背後から「おはようございます~」と明るく声をかけられ、振り向くと、某有名落語家様のさわやかな笑顔が。
本日着用の浴衣は、落語協会オリジナル。本日はこれがIDカードがわり。見渡せば、周囲には浴衣姿の人が五人、十人。どのお方にも「おはようございます」と挨拶するうちに、わが師匠、蝶花楼馬楽と合流。
朝八時より、谷中「全生庵」にて朝礼。神妙な表情で集まる落語家さんたち。
大なべに牛すじ煮込みを移し替えたり、お釣りの用意をしたり、周囲のお店と場所を譲り合ったりするうちに、九時半となりました。門外を見てビックリ、早くも入場待ちの行列が長々と伸びております。
十時、わが「越後屋風・牛すじ屋」開店。煮込みのみは500円、ご飯つき丼は800円。そして十二時。なんと、売り切れです。完売御礼の札を出して、拍手をして、片付けを始めました。
あとは、のんびり、お楽しみ。なんといっても、ここは特等席。立錐の余地なくお客さんが詰め掛けている境内ですが、芸人屋台のテントの中には折りたたみの椅子あり、差し入れにいただいたお菓子にビール、お茶もたっぷり。ひねりのきいたイベントを楽しみ、ご来店いただいた知人の皆様(牛すじ煮込みに間に合ったのは、たった一人だけ……)とおしゃべりをして、円朝師匠のお墓にも詣でました。そして! 差し入れの数々、本当にありがとうございました。
そして夕暮れ。私はいったん帰宅して、シャワー&着替えてから、新宿・末広亭へ。高座をつとめる馬楽師匠と待ち合わせです。末広亭では、ご来店いただいた落語ファン、鎧球亭豹楽さんと、存心亭印楽さんと合流。しばし笑ってから、馬楽師匠と、待望の打ち上げです。
本日のハイライト①開店準備をする某師匠、くつろぎの生ビールを手にする某師匠……落語家さんの素顔を間近で垣間見られたこと
本日のハイライト②ご来店いただいた方々! ありがとうございました!
本日のハイライト③師匠との打ち上げを終えて、新宿駅構内を歩きながら「豹楽さんと印楽さんは、どこで打ち上げをしたのかな」と考えておりましたら、向こうから、まさにそのお二人が現われてバッタリ! ホンマに驚きました。しめくくりの一献、楽しゅうございました。
8月 10, 2008 落語 | Permalink | トラックバック (0)
2008年8月 9日 (土):申し訳ないことに
私は「落語ファン」ではございません。寄席の常連でもございません。だから「○○師匠の文七元結は良かったねえ」や、「○○師匠は鈴本で何をやったの?」などの会話にはついていけませぬ。
マラソン、お能、落語、講談、コンテンポラリーダンス、すべて同じでございます。「たまたま知り合った人が、そのジャンルに関係しており、お誘いで足を踏み入れ」→居心地が良くて、居座って。そして、そのうちのいくつかでは「関係者席に座るようになる」。
明日もまた、その一つ。落語家協会主催の「円朝祭」にて、売り子を務めます。朝の八時からの「朝礼」に出るようにと言われておりますが、私はともかく、落語家の皆様は大丈夫なのでしょうか?
8月 9, 2008 落語 | Permalink | トラックバック (0)
2008年7月26日 (土):「久しぶり」と「初めて」
今日は、馬楽師匠のお供であります。師匠に「おーい、未楽!」と呼び捨てしていただける嬉しさよ。
師匠の着物をたたませていただき、飲み会では、下座に静かに控えます。カラオケは「歌え」と言われたら、大喜びでマイクを握り、なんと! 水割りを作ったり、お酌をしたり。師匠、めちゃくちゃ、楽しいです。ありがとうございました。
本日、同席させていただいたのは「日本経済新聞」がらみの方々が多く。私の初雑誌連載、初新聞連載、初小説執筆、初「もう一度、取材に行って来い!」、初写真撮影をしてギャラをいただく、初登山(日経新聞○○部の登山サークル)、初シンポジウムのパネリスト、すべて日経グループ様です。ご縁を感じるひとときでした。
初書評、初「マスメディアに顔写真をさらす」は朝日新聞社様だったなあ。
夕刊紙の「日刊ゲンダイ様」には、昨日も、この顔が、掲載されていたはず。
7月 26, 2008 落語 | Permalink | トラックバック (0)


































































































































































































































































































