晴れているけれど寒い日は、おうちで針仕事をするのが好ましい。クリスマスに合わせて、新しい半衿をつけましょう。
ちくちく、ちくちく。
季節やイベントによって、実は使い分けている、半衿の柄。
気付く人は少ないのですが、新しい半衿をつけた長じゅばんを身にまとう喜び、それがいちばん。
晴れているけれど寒い日は、おうちで針仕事をするのが好ましい。クリスマスに合わせて、新しい半衿をつけましょう。
ちくちく、ちくちく。
季節やイベントによって、実は使い分けている、半衿の柄。
気付く人は少ないのですが、新しい半衿をつけた長じゅばんを身にまとう喜び、それがいちばん。
「ひも」
不思議な語感の言葉です。漢字では「紐」、読めても書けないカテゴリーに属しますね。上に何を載せるかで、ずいぶんと意味が違ってきます。
「貝ひも」
わが生家の最寄のお寿司屋さんにて、小学校低学年らしい男の子が、「貝ひもと平目のエンガワ。それとゲソだけど、ゲソは、あればアオリイカのゲソで」と、オーダーをしていました。
板前さんも、周囲のお客さんも、特に驚いた様子はない。
それが私の生まれ育った街のスタンダードなのでした。私もまた、お寿司屋さんのショーケースをのぞきこんで、「この鰹は、タタキにするのと、握ってもらうのと、どちらがオススメですか?」とたずねるような小学生だったようです。
「まだらのひも」
これは蛇のことですね。
「税理士のひも」
そういう人も登場する拙著の校了日が、刻々と近づいてゐるよ。大丈夫、締切は確実に守る作家です。

この紐は「帯じめ」。某お姉さまに頂戴いたしました。
すべて絹、そして「帯をギュッと結び、固定する」という重責を担う紐。これをほどくと、帯はバサッと崩れてしまうのです。そしてまた、全身コーディネートの要でもあります。言わば「画竜点睛」における「睛」であります。堅牢さ、そして美しさが求められる紐、帯じめ。贅沢な実用品です。
実は同じお姉さまから、他にも着物や帯をお送りいただき、まるで「空いたスペースの詰め物」のように同梱されていた帯じめなのですが。お金を出して購おうとすれば、一本を手に入れるのに、かなりの決断が必要となる値段でしょう。ただひたすら、「ありがとうございます」と申し上げるのみ。
参議院議員を囲んで勉強しながらの朝食。ランチタイムには、某政治家様からの「今夜、飲みに行こうぜ」のお誘いに、泣く泣くお断りを申し上げ、ついでに「先日、あなたの知人である某政治家さんにお会いしたよ」とメールして、夜は、衆議院議員の秘書さんと、選挙談義。
高校生のとき、政治家の選挙事務所でアルバイトしていた私です。村長選挙に町議会議員の補欠選挙、国政まで、関わった選挙は数知れず。語らせると熱いよ。



いやいや、久しぶりに新宿へやってきたのは、選挙が目的ではありません。そもそものメインは、「着物」。着物PRのお仕事をしている美女との懇談です。数々の密議をこらす。
勧進元の男性編集者いわく。
「ボーナスで、テレビを買い替えるか、着物を買うか、迷っているんだ」
迷わず着物をどうぞ。
宴が続くうちに人が増え、ラストには四人の編集者がズラリ。全員、会社が違うというのが、また一興。



帰宅したら、任命書が届いていた。
【あなたは「PJ-N」プロジェクト・メンバーとして選出されました。おめでとうございます】
Nとは何かしら。どうやら「新潟」のNらしい。なるほどRですね、朱鷺メッセだね。
ありがたく拝命いたしましょう。
某所からの帰り道、地下鉄のホームにて。わが足元に目を落としたとたん、うめき声が思わず漏れる。
「かっ、かわゆい……」
臙脂色、いやマルーン・カラーの柄足袋に、ぴったりと寄り添う下駄の鼻緒。桐の台の乳白色が、また優しい。足首の肌が見えているのは、撮影用に、着物を持ち上げたからですよ。
この下駄は、お相撲さんの草履や下駄をズラリと並べている、両国の履物屋さんで見つけました。鼻緒の色は、某画伯が選んでくれたもの。
「お相撲さん御用達の店ならば、間違いあるまい」
そう思って購入したのですが、その見込みどおり。軽くて、足にぴたりとなじみ、とても歩きやすい。もし今後、着物姿で走らなければならないような事態に遭遇するとしたら、この下駄を履いている日にお願いいたしたい。

このところ、写真が少ないな。静岡の実家での夕食を載せておこう。



このところ、旅行の予定が入っていないな。新幹線車内の写真も載せておこう。

ランニング・パンツのポケットに入れて走り、途中休憩のカフェで取り出すこともある、ネタやアイディアやユリイカが満載の手帳。
本日、記載せし重要事項は「東京駅と某駅との違い」、「神楽坂を歩くことと、某通りを歩くこととの違い」。その違いに対して、鈍感になっていたことに気付く。
重要なのは、足元だ。きちんと大地を踏みしめろ。
5月 28, 2011 着物 | Permalink | トラックバック (0)
「多くの人に会い、たっぷり食べて飲み、東奔西走。実にアクティブな日々ですね!」
当ブログを初めて見てくださった方から、そんなご感想をいただくことがございます。いや実は、ちっともアクティブではなく、出不精の人見知りです。
多少は慣れている出版業界ならば、一人でも大丈夫です。しかしテレビや講演関係の方々とお会いするときは、マネージャーが同行しないと不安です。
飲食も、「通りすがりの店に、ふらりと入る」や、「ガイドブックで調べて訪問」ということは、まずない。
「衿野ですが、予約をお願いします」
そんなメールや電話が可能なお店ばかりに行っています。だから、たまに、知らないお店に連れていっていただくと、とっても嬉しいです。嬉しいついでに、たいてい、お店の方と仲良くなってしまい、次は「こんにちは、衿野ですが」と、予約の電話を入れることになる。
旅行も、同じところへ何度も行きますね。マラソン大会やお仕事で、見知らぬ街へ行っても、観光は、まずしない。宿から歩ける、あるいは走れる範囲内をウロウロ。
昨日は南青山に行きました。遠出したから、今日は千代田区に、こもる。こもっていても、物資はいただける。宅配便で、某様の奥様より、着物と帯と小物が! こんな佳品を、いただいてしまってよいのかしら。 そしてポストには、某様より、香港みやげの配達。
明日も千代田区にこもりたい。しかし水道橋と東京駅付近をウロウロする、野暮用と非野暮用あり。水道橋は、中央線の線路の向こう側は文京区だから、みだりに移動してはいけません。飯田橋と市ヶ谷も、中央線の向こう側は新宿区です。東京駅も、八重洲側は中央区だから、要注意。
5月 24, 2011 着物 | Permalink | トラックバック (0)
朝、目覚めると、まずは「今日の予定は?」と、スケジュールを思い浮かべる。そして、どの着物にしようかと考察する。紬か、小紋か。帯は半幅か、名古屋か、二重太鼓か。渋めか、派手か。
三部構成の本日は、「すべてのシーンに合うのはどれ?」と、ちょいと迷いましたが、アジェンダに従い、若草色の紬にしました。
午前の部→いつものファミリーレストランにて、すでに書いた原稿の推敲&これから書く原稿の下書き。
午後の部→いつも打ち合わせに使う某ホテルのカフェで、濃密なる打ち合わせ。たまたま全員が、静岡県の出身でした。
夕方の部→いつもの走り慣れたルートを、某様とともに歩く。某様は駅伝に出るわけでもないのにタスキをかけ、知り合いではない人にも「こんにちは!」と声をかけてゐる。
夜の部の今は、某所で献杯中の某様に、遠くから「おつかれさまでした!」と唱和いたしましょう。
4月 21, 2011 着物 | Permalink | トラックバック (0)
ホーム・カミング・デー。簡単に言えば「卒業生のための学園祭」ですね。
広場には、各県の校友会や、卒業生が関わっている会社が運営する、さまざまな屋台(生ビール、日本酒含む)がズラリと並び、野外ステージでは、やはり卒業生である芸人さんたちのライブ。
学食では、懐かしのメニューが再現されています。学部やゼミの同窓会も、あちこちで。
ホールや大教室では、著名人校友や、名物教授による講演が行なわれています。
私の役目は、狂言師、旅行会社代表とともに、トーク・セッションに出演すること。どういうわけか、進行役も兼務することになり、台本は、このとおりの書き込みだらけ。母校のために、しっかり、働きましたのさ。
本日の着物は、昨日、いただいたばかりのもの。シャリッとした結城紬は、着崩れせず、姿勢もシャキッとして、心地よい緊張感があります。
身体と着物との間を、風が通り抜けるから、涼しい。
「大島でも、結城でも、紬はどれほど高価でも、フォーマルな場には着て行けない。普段着に、あえて高価な着物をまとうという、ひねりのきいた贅沢。一見は派手で高価そうに見える、華美な着物で着飾るよりも、ずっとオシャレである」
わが叔母が、美しい西陣言葉で、そう言っておりました。
「結城紬の織元が、試作品として織った、一点ものの紬」
「院展会員の作家が、色付けをした紬」
「高貴な人が召したことから名づけられた『お召し』。手間がかかるため、現在はほとんど織られていない」
などなど、身にまとうのが楽しみな逸品の数々。思い浮かべただけで、ニコニコしてしまいます。
ですからもちろん、トークセッションでも、着物の話を披露。
「着物から帯、帯締め、帯揚げに至るまで、昨日もらったばかりのもの。自前は足袋だけです」
「たとえば帯締め。装飾だけではなく、帯をしっかり留めるという、実用性も要求される小物です」
「日本の気候風土に合った、合理的な衣装です」
「私の叔母は、海外旅行先で、『どこから来たのか』と聞かれると、『京都!』と答えるらしい。その誇りもまた、京都の魅力の一つです」
京都の魅力を1時間にわたって語り合い、いよいよラストを迎えます。しめくくりの一言は、うーむ、やはり私の役割か。
「私は立命館大学・東京校友会の副会長でもあります。東京校友会は、週に一度はイベントが開かれていると言われるほど、活発に活動しています。
前々日から泊り込んで場所取りをして、80人で花火を見たり、校友が関係するプロ野球の試合を、100人で見たり、著名人を招いて講演会を開いたり。ランニングやトレッキングのサークルもあり、みんなで温泉旅行をすることも。
立命館でつちかった雑草パワーを、東京で炸裂させている仲間たちが集まっています。20代も、70代、80代の校友も、立命館で過ごした4年、中には5年、6年の方もいらっしゃいますが、みんな京都で過ごした日々を、一生の財産だと感じている。この事実こそが、京都がどれほど魅力的な街かを、象徴していると思います。
皆さんも、もし東京にいらしたら、ぜひ、東京校友会へいらしてください。銀座や六本木で、ともにグレーター立命を歌いましょう!」
6月 6, 2010 着物 | Permalink | トラックバック (0)
正確には「明日」ですが、時差ボケ中の私には「今日のお仕事を終えて、ホッと一息」、だから今日の日記に書きます。現在25時30分。
ランニング・レポートをした昨日の日記から、今までに果たしたことは、専門学校の授業、打ち合わせ①、打ち合せ②、取材①②、長風呂①。
途中、当日記を、毎日、見てくださっているという某様より電話あり、佐渡ヶ島な釣り計画&心より嬉しい撮影計画&モロモロの打ち合せ。
そして某様より、私が名前と所属を失念していた山菜は、アケビの新芽で、地元では「木の芽」と呼ばれていると、お知らせいただきました。
そんなこんなを書き綴っているうちに、25時50分。走りたいけれど、雨です。
5月 26, 2010 着物 | Permalink | トラックバック (0)
おはようございます。元気に起きたら雪でした。今日は朝から外出の予定あり、雪の中を歩けるのは嬉しいなあ!
洋服のほうが都合のいい出先もあるのでと、ミニスカにピンクのセーターを着てはみたものの、雪の中は、やはり着物で歩きたい。
というわけで、せっかくの洋服を脱ぎ捨てて、薄紫のお召しに、銘仙の朱色の羽織を重ねます。ちょいと大正ロマン風、雪に朱色が映えるはず。コートに隠れて見えはしませんが、自分が気持ちよければ、それでよいのです。
一日を外で過ごし、しゃべったり、取材を受けたり、書いた原稿に赤入れをしたり。
しめくくりは四ツ谷の「鈴傳」。おすすめの四合瓶を片っ端から買い込み、顔なじみの店員さんに「冷蔵庫のキャパは大丈夫ですか?」と心配されました。
1月 23, 2008 着物 | Permalink | トラックバック (0)
午前中は原稿を書いて、午後は講談社のファッション誌「スタイル」の取材です。この時期はクリスマス柄の半衿にツリーの帯留で楽しくお出かけしたいのですが、今日は「2月発売3月号」の写真撮影があります。
しかも、取材の後は銀座でお買い物、さらにその後はちゃんこ鍋で忘年会。
迷ったあげくに、ふんわりと軽い茶色形の大島紬。色は地味でも柄は派手、伊達衿と半衿のブルーでアクセントをつけましょう。
この大島紬、実は祖父の着物です。それを叔母が仕立てなおしてくれました。まさかファッション誌に掲載されるとは、京都・西陣で生まれ育ち、帯業界で一生を過ごした祖父もビックリでしょう。
銀座は、大好きな「松屋」で。お菓子の入ったクリスマスブーツに一目ぼれして、980円でお買い上げ。中身のお菓子は、忘年会でご一緒したお嬢様方に配りました。
忘年会は、母校・立命館大学の東京校友会を中核とする「リッツ・トレッキング・サークル」。山ではお会いしたことがない人、山でしかお会いしたことがなかった人が一同に集い、大盛況です。新卒の新入社員から、還暦記念に富士登山をもくろむヨリウエ男まで、世代も職業もバラバラ。
某社長様が末席に座り、みんなの焼酎のお湯割りを作っていたりします。私の横には現ボディガード、向かいには旧ボディガード。でまもあ、すぐに席はバラけて、カクテル状態に。
まずは先月、四万温泉におしのび?旅行した四人で「来年早々、またこの四人で行こう!」と決定。さらに、衿野特選温泉の「駒の湯」への計画も大盛り上がり。ただし大勢でワイワイいく旅館ではないので、ひっそりと、厳選限定メンバーで、ね。四万の四人、そして「いつもの三人」、それだけでもかなりの人数ですが。
さて、ちゃんこ鍋。花籠部屋以外でいただくのは数年ぶりです。
「今日はいい着物を着てきちゃったから、小皿への取り分けはパスさせていただきますね」
そう宣言したものの、考えてみれば、いつもだってしないのであった……。
12月 18, 2007 着物 | Permalink | トラックバック (0)
昨日は、某社の社員食堂に潜入取材をするために、洋服で行動しておりました。
14時からの某出版社にての打ち合わせにも、ミニスカ+ロングブーツ、アディダスのシャツでのぞみました。
応接室にやってきた担当編集者様は、私を見るなり「あれっ」と言って、部屋番号を確かめておられました。
部屋を間違えたかと思ったそうです。
夕方から講談の会に行くはずだったのですが、喉に怪しい違和感があります。
あれこれ控えている身ではあるしと、自重することにいたしました。
かわりに、夜は軽くランニング。
ご進物を贈る用事があったので、行きつけのお酒屋さん「鈴傳」へ走って向かいます。
アディダスのめちゃくちゃかわいいピンクのウェアに白い短パン、足首の冷えをスパッツでガードして。
お店に入ると、いつもお酒を選んでくれる店員さんが、私を無視して行き過ぎる。
そう、私だとは気づかなかったんだそうです。
長いおつきあいの女将さんは、さすがにすぐわかり「あらまあ!」。
立ち飲みコーナーのママさんも、カウンターからわざわざ出てきて私を眺めて「へーっ」。
いつもは「立ち飲みスペースで飲みながら宅配便の伝票を書く」のですが、今日はお酒なし。
飲まずに帰るのは初めてかもしれません。
女将さんいわく「次はゆっくり来てくださいね」
はい、次はそうします。
当ブログのトップ写真の撮影者と、ここで写真の受け渡しをする約束になっておりますから。
ちなみに「鈴傳」までは3.6キロの道のりでした。
さてこんな日記を書いているうちに、走りに行くんだという実感が、じわじわとわいてまいりました。
こんなコーディネートで走ろうと思いますが、いかがでしょう?

12月 1, 2007 着物 | Permalink | トラックバック (0)

シルクロード・トルファンの少数民族にオーダーしたという、京都・西陣のオリジナル小紋。
青空に秋の夕暮れの薄墨を混ぜたような、青と藍の中間の色に、薄いピンクの格子が織り込まれた、お気に入りの着物です。
帯は、白い無地に黄色い花を手描きした作家もの。
肌襦袢は、この寒さに負けず、薄い夏物。
気合を入れて向かった先は、当ブログのトップ写真を撮影してくださっている、児玉成一さんの事務所です。
うちの玄関に絵を、リビングにはカレンダーを飾っている画家・照沼光治さんと合流し、赤坂に向かいます。
本日は「著者近影」のニューバージョンの撮影会なのであります。
赤坂・山王日枝神社にて、カメラマン某氏にレフ板を支えていただいての撮影です。
照沼さんと「画伯」「文豪」と呼び合いつつのロケ。
このメンバー、実は「いつもの」ホームパーティ仲間。
お仕事モードの顔をしているのを見るのが楽しくて、撮影風景をケータイカメラでバチバチ撮っちゃいました。
事務所に戻り、ビールで乾杯。
四日ぶりのお酒は、グラス一杯でもしみとおる。
宴はまだまだ続きますが、打ち合わせのある私は中座、残念!
11月 19, 2007 着物 | Permalink | トラックバック (0)
某様のお誘いで、数寄者たちが開いたプチ寄席へ。
芸人さんを身近に感じながら、マイク無しの高座を楽しむ、贅沢なひととき。
しかも、芸人さんご参加の懇親会つき。
そしてもちろん、某様&某様のお連れ様と懇親を深め、「越の寒梅」を注いでいただき、後日のお約束もして。
帰宅した今も、顔が痛いぐらい、笑いとおしゃべりを楽しませていただきました。
さてちょいと、難しいなと思ったこと@懇親会。
芸人さんのお一人が、着物に詳しいらしく、お説を述べていらっしゃいました。
是非うかがいたいと思い、おそばに行きました。
今日の私は、一見地味な茶色、でも柄は派手な大島紬。
帯は同系色、しかしピンクが基調の派手目にして、半襟は黒地にアニメチックなキノコが踊る、秋ならではのお遊びコーディネート。
ただこの組み合わせ、オーソドックスとは言えません。
さらにまた、腰に補正のタオルなど巻かず、バストサイズ-30センチのウエスト(えっへん)を生かした夢二風の着付け、のつもり。
お着物に詳しい芸人さんは、そんな私を心配したのか、いろいろアドバイスをくださいました。
「帯は緑色のほうがいい。半襟は薄い色のほうがいい」
で、私がちょっぴりへこんだのは、その場では何も言えなかったこと。
「セオリーどおりのコーディネートばっかりだったら、飽きるじゃない?」
意外に気の弱い私は、黙って席を移動したのでありました。
しかし、援軍は、必ずいます。
私と芸人さんの会話の内容など、まったく聞こえていないはずの某氏が、無言で戻ってきた私にこうおっしゃいました。
「衿野さんは、自分なりの着こなしが完成してるから、人の意見を気にすることはないですよ」
ありがとう、ありがとう。
和服関連の老舗を経営していらっしゃる某様のお言葉で、とっても気持ちが楽になりました。
そして帰りは、今日の会に誘ってくださった某様が、お見送りをしてくださいました。
「実は今日、こういうことがあって」
某様は「わっはっは」と笑い飛ばしてくださり、またまた気が楽に。
教訓。
衿野は気が弱いから、たくさん誉めて、ヤル気を引き出してやってくださいませ。
10月 14, 2007 着物 | Permalink | トラックバック (0)
ガーネットにルビー、エメラルドもあるのだけれど。
着物は袖の存在感が大きいから、指輪を選びます。
「臙脂の着物だから、ガーネットを」と思ってつけてみると、微妙に色調が違って、合わないことが多いのです。
だから、やはりダイヤモンドが一番。
そして昨日。
手持ちのダイヤの指輪と重ねてはめると、とってもゴージャスになる指輪を見つけた。
衝動買いできる金額ではないから、とりあえず、立ち去った。
ゆうべ寝ていると、その指輪のイメージがよみがえってきて、ちっとも消えない。
「やっぱり欲しい、なあ……」
てなことを朝から考えているところに、専門学校の給料明細が郵送されてくるわ、原稿依頼にコメント依頼が到来するわで。
「よっしゃ!」
○十万の現金を握りしめ、宝石店を再訪。
そして「きのうの指輪、見せてください!」。
ところが、もう一度、はめてみたら、イメージが違う。
ゆうべベッドの中で、美化しすぎたのだな。
というわけで、現金は、そのまま銀行に里帰りしたのでありました。
9月 20, 2007 着物 | Permalink | トラックバック (0)
太陽を浴びたい!
和服では肩や腕が太陽にさらされることがありません。
暑いとはいえ、秋の気配の漂う太陽に、お別れを惜しみたくなりました。
というわけで、炎天下の湯島から上野を、タンキニ姿でお散歩です。
パートナーは、我が友人の中で地理音痴ナンバーワンの某氏。
この二人が出会えば、もちろん迷います。
「たぶん反対方向に行っちゃっていると思うけど、ま、そのうち着くでしょう」
そんな話をしながら歩いていたら、あらら、ちゃんと着いたよ。
コリアンストリートで焼肉とキムチ。
「下町風俗資料館」で涼んでから、忍ばず池をさまよい、蓮を鑑賞し、お開きに。
某氏と右と左に分かれた後、やはりまた、迷ったよ。
ウロウロしていたら、「鈴本演芸場」に着いちゃった。
仕方がないから入りましょう。
某氏と合流し、笑い転げて、楽しく帰宅の途に。
8月 26, 2007 着物 | Permalink | トラックバック (0)
さて今日は、何を着ようかな。
歌舞伎座にて「十二夜」、シェイクスピアを蜷川幸雄さんが演出するという話題の舞台を観に行くのです。
すっきり粋か、かわいく艶やかか、迷った末に「黒い着物に赤い帯」、思い切ったコーディネートにしてみました。
幕が上がると、ただひたすら、楽しい、面白い。
歌舞伎とシェイクスピアの見事な融合ぶりに、ため息です。
ベタなギャグにも素直に笑えてしまう、歌舞伎マジックに酔いました。
ええもん見せていただきました!
本日のご同行者とのご縁は深い。
知り合ったのは、お互いが四歳のころでした。
幕間に鯛焼きとお弁当を食べながら、話がはずみます。
彼女も「ユーミン・シャングリラ」を観たというのも不思議なご縁です。
性格も外見も、人生コースもまったく違うけれど、心はいつまでも「のりまき」だよ!
さて本日のチケットは、某様にご提供いただきました。
ステキな舞台と嬉しい再会のきっかけをいただき、まことにありがとうございました。
帰宅したら元気が出て、書きかけの原稿を一気に完成させました。
7月 16, 2007 着物 | Permalink | トラックバック (0)
国立劇場で久しぶりの日本舞踊鑑賞です。
舞台の幕が上がると、そこには菖蒲の園が。
菖蒲模様の振袖を着た、あでやかな少女が、日傘をまわしながら架け橋を渡ってきます。
「かわいらしい…」
「なんて可憐なの…」
思わずため息をもらしてから、気がついた。
演じているのは、わが着物の師匠であり、温泉仲間でもある若柳雅康嬢の、お母上では?
そこに花道から、りりしい若衆が登場。
寄り添う二人に「いよっ、ご両人! 待ってました!」の声がかかります。
ん? あれは雅康さんではないか。
母と娘の演じる道行、それがひたすら美しく見えるのが、芸の力でございましょう。
日本の美にひたった後は、フレンチの真髄に触れましょう。
浜松町のフレンチレストラン、グエン。
気軽な雰囲気となじみやすいお値段、そして料理とワインは最高!
ここは是非、また行かなくてはね。
http://www.nguyen.jp/
それにしても、今宵のメンバーは。
テレビ局に通信社、出版社、日本舞踊家にマネーライター、コンサル会社社長と、多彩な夜でございました。
6月 26, 2007 着物 | Permalink | トラックバック (0)
蜂のようにくびれた体型は西洋型の美女で、日本では、茶筒のようなストンとした体型が「美人の条件だった」という話をよく聞きます。
しかし疑問あり。
数えてみると、今、私の胴まわりには、紐や伊達締めなど、合わせて6本が巻きついています。
さらに着物のおはしょりと帯も。
これだけ巻きつけながら、「茶筒」の形になるとしたら、本来の体型が「ストン」では無理ではないだろうか?
以前は結婚式などに出るときは、プロに着付けをしてもらっていました。
帯を綺麗に結んでもらえるのが嬉しいし、自己流の着付けのブラッシュアップにもなるので。
でもそのたびに、持ち物として「タオル」を言い渡されてしまうのです。
そして着付けのときには、タオルをぐるぐるとウエストに巻かれてしまいます。
私は、あのタオルが好かん!
だって、まず暑いでしょう。
それに、ストンと茶筒の形に仕上げた上に、帯を巻きつけるとどうなるか。
帯が身体の線から出っ張ってしまうのです。
それが「正しい着付け」ということになっているのだけれども、私には、カッコ悪く見えて仕方がない。
食事をしていると、帯と袖がぶつかり、邪魔にもなります。
帯を締めた状態で、胸から腰にかけてのラインが、ストンと一直線になっている仕上がりが、私は好き。
タオル補正が「正しい」とされているのは、着付ける人が楽だからではないか……などと思ってしまいます。
さて、本日の「桜の時期・限定コーディネート」も無事に完成。
向かうは銀座、某様のお誕生会に出席です。
ちょいと早めに出て、桜を見ていきましょう。
3月 28, 2007 着物 | Permalink | トラックバック (0)
この時期限定の桜の半襟が、今宵も満開です。
リッツこと立命館の東京オフィス所長の歓送会を品川で。
一昨日の新高輪プリンスホテルと高輪プリンス、今宵の品川プリンスホテル、すべてを束ねる総支配人はリッツなお方であります。
そしてかわす挨拶は「昨日はどうも」、別れぎわには「じゃあまた来週」。
帰宅したら、リッツの後輩と先輩からそれぞれ3通ずつのメール。
ラン仲間から「同僚の娘さんが立命館に合格した!」とのメールも。
留守録にも、後輩からのメッセージが2件。
そして先輩からはハガキ、後輩からはお手紙。
さらには、連絡待ち状態の後輩が2人、先輩が1人。
学生時代よりも濃く深い、立命館とのご縁です。
3月 27, 2007 着物 | Permalink | トラックバック (0)
ある着物屋さんで「桜は日本の国の花だから、四季を通じていつでも着ていいんですよ」と言われました。
だがしかし、私はやはり、桜はこの時期だけにしたい。
開花宣言から一週間で満開になり、じきに散ってしまう桜。
桜前線の北上がニュースになるほどの国だからこそ、「桜の柄の浴衣」や「クリスマスに桜の帯」は似つかわしくないと思っています。
というわけで、今日の私の半襟は、桜。
ティッシュケースと帯揚げ、草履の鼻緒も桜。
ぶりかえしてきた寒さしのぎに巻いたファーも、バッグも桜色。
ここまで統一するのは野暮だけれど、桜なら、そしてこの一週間ほどだけだから、思い切って浸りたくなります。
そして向かうは「桜橋交差点」だから、嬉しくなってしまいます。
桜色の地鶏にレバーのパテ、桜の花芯の色をした豚肉の刺身(!)。
ワインは、桜の枝を思わせる、もったりした濃い目の赤を。
お店を出たら、桜の先触れをするかのように、ハナミズキの大木が満開を迎えておりました。
3月 19, 2007 着物 | Permalink | トラックバック (0)
今回も基本は着物で過ごしました。
香港人の反応は「じろじろと見る」です。
キレイだなあ、ステキだなあという視線ではなく「変な服装のやつがいるな」という感じ。
マカオの旧市街では、考えた末に選んだアンティーク着物がよく映えた…と私は思っております。
同行のB嬢いわく。
「エリノっちの後ろを歩いていると、みんなが振り返っていくから、とても面白いよ」
それでも某タイ料理店では、厨房、お皿の洗い場、店の奥の生活スペースから、全員が総出で見送ってくれたりしたから、悪くはなかったぞ。
飲茶とスイーツを楽しみに二度も出かけた某店では、相席になった女性と、着物をきっかけに話がはずんだよ。
ちなみに彼女は「重慶マンション」に滞在し、北京にカンフーを習いにいく途上。
都内でのお住まいは、わがバドミントンサークルの本拠地近く。
さて総勢6人+幼児1人の大所帯だった今回の旅行。
同行の皆さんは今日で帰国し、私は一人で香港に居残りです。
さあ引越しだ。
だってトリプルのルームに一人で泊まるなんて、もったいないんだもん。
チェックインには早いから、スーツケースだけ預けてランチに。
フロントで「なるべく上の階でヨロシク」とリクエストしておきました。
ホテルに戻り、鍵を受け取ってみると、部屋番号を書いた紙に「アップグレード」と赤字で書いてある。
「?」
不審そうな顔をする私に、フロントのお兄さんはニヤッと笑いかけて「ノーチャージ」。
まったく理由はわかりませんが、「エコノミーシングル」だったはずの私は、最上階の「デラックスツイン」に。
ハワイでも、案内された部屋が工事中で、無料グレードアップだったっけ。
ほらね、マカオで勝たなくてよかったでしょう?
3月 6, 2007 着物 | Permalink | トラックバック (0)
そろそろ、単衣も終わり、袷の季節が近づいてまいりました。
今日は夏の名残か、卵色の単衣の小紋。
帯は臙脂に黒裏の繻子で、秋の気配を表現してみました。
んでもって、行き先は両国だ。
モノトーンの紬できめた某様と待ち合わせ、
花籠部屋の千秋楽打ち上げパーティーに出かけるのだ。
土俵を畳でふたをして作ったパーティー会場。
光龍さんのおなかをさわらせていただき、
力龍さんにテッポウを教わり、
おいしいちゃんこをごちそうになる。
お相撲さんたちに囲まれて、
ひときわ目立つスラリとしたナイスガイは、
Vシネマのカリスマ俳優、堀田眞三様でございます。
エリノが花籠部屋後援会に入った経緯は、
「男運の悪い女たち」の読者ならご存知でいらっしゃいますよね。
「ごっつあん体質の女」という章に出ておりますのだよ。
花籠親方のリビングの床の間には、
巨大な象牙がペアで屹立しておった。
日本酒は新潟であった。
9月 24, 2006 着物 | Permalink | トラックバック (0)
秋の七草を描いた薄紫の訪問着。
季節と場所を選ぶ着物だけに、
なかなか袖を通す機会がありません。
そして今日は、絶好のチャンス!
わがマネージャー嬢の結婚式@椿山荘なのである。
岡本太郎画伯デザインのプラチナの帯とあわせて、
めいっぱいに派手にしてしまうのである。
マネージャー嬢はとてもきれいなウエディングドレス姿。
薔薇色の幸せオーラがこちらにもただよってまいります。
どうぞ末永く、お幸せに。
列席者の大半が某 A社という、楽しい会でございました。
宴の後、わがマネージメントオフィス一同と、
舞姫ビアンカ嬢をまじえてしばしコーヒー。
すばらしい庭園をながめる。
幕末歴史オタクの血が騒ぐ。
奇兵隊の山縣狂介さんが、ここまで作り上げたんだなあ。
でも維持しきれなくなって、手放したんだよなあ。
さあ、私も薔薇色オーラを身にまとわなくてはね。
9月 23, 2006 着物 | Permalink | トラックバック (0)
今宵は、無人島探検ツアーの「反省&行けなかった人への自慢会」である。
銀座で沖縄料理なのである。
嬉しい。
琉球ガラスの深い青のグラスで焼酎を飲んだ。
今日の着物と同じテイストの青だ。
ハワイの海と同じ青だね。
今日の着物はアンティーク。
この青い色は、当時はとても高価だった染料で出した色なのだとか。
わが呼び名である「サザエ姫」にふさわしい色合いだ。
四日ぶりのお酒は、とってもおいしいなあ。
ちゃんとお仕事もしたよ。
電話打ち合わせが二件、対面しての打ち合わせが一件。
面白かったこと。
対面打ち合わせのお相手は、渋滞でタクシーが動かず
(築地から九段下まで五十分かかったんだって)
エリノに電話しようとしたが、ケータイ番号を知らない。
よって彼は、共通の知人である某嬢に電話して、
エリノのケータイを問い合わせたのだが。
その某嬢こそ、ついさっきまで、電話打ち合わせしていた相手なのでした。
というわけで、今日もまた、無事に終了いたしました。
8月 22, 2006 着物 | Permalink | トラックバック (0)
表参道にある「大江戸和子」。
お気に入りのアンティーク着物ショップです。
私の好みを見抜いてくれて、なおかつ、
そこからちょっぴりはずした微妙な柄を提案してくれる。
実はアンティークはほとんど着ないのだけれど、ここのはつい着たくなる。
ところで、買い物の前に、ボイストレーニングのさわりをちょこっと。
だから今日はワンピース。
着物の試着をするには、実は洋服のほうがしやすいのよね。
というわけで、夏物を三枚購入。
大江戸和子は表参道ヒルズの並び、ローソンの地下です。
7月 27, 2006 着物 | Permalink | トラックバック (0)
基本的に着物で生活していると、いろいろ質問を受けますな。
夏の質問のトップはこれ。
「着物って、暑くないんですか?」
答えは簡単です。
「暑くないよぉ!」
ポイントは、首筋とわき腹、ですね。
衣文を抜いているし、わき腹には身八つ口があるしで、
身動きするたびに、風が通り抜けていくのです。
これがかなり、涼しい。
もちろん素材が夏物なのは当然ですが。
あとね、着付けも影響が大きいよね。
着付けの本では「ウエストにタオルを巻いて体型修正」が普通になっているけれど。
私は、それに賛成できない。
だって暑いし、不自然だよ。
私は体型補正を一切せずに着付けてます。
ちょいとテクニックがいるがな。
ランニングしてなんとかキープしているウエストを、
なぜタオルで太くしなくちゃならんのだ?
7月 24, 2006 着物 | Permalink | トラックバック (0)