平成八年、旧大和町・現「南魚沼市」一村尾に誕生した、講談を中心とする寄席の「梅桜亭」。
講談師の宝井琴梅先生が主宰する、この「ばいおうてい」は、毎月第四土日の午後、開かれます。講談に加え、落語や日本舞踊、蕎麦打ちの実演なども行なわれます。
地元・一村尾の方々の支援をベースに、東京から駆けつける固定ファンあり、地元の「大力納豆」や「緑川酒造」、浅草「駒形どぜう」の後援ありと、交流や文化創造の基地となっています。
ランナーでもある琴梅先生は、私がマラソンを始めるきっかけを作ってくださった方でもあります。
この「浦佐温泉耐久山岳マラソン大会」も、琴梅先生のお誘いで、走り始めました。
そんなわけで、上越新幹線・浦佐駅へと到着したとたん、琴梅先生の威をお借りして、VIP待遇が始まります。
まず、駅から「たもん荘」へと向かう、道すがら。徒歩約8分ですが、なんと暑いこと。しかしタクシーを使うほどでもないし。浴衣を着て、キャスターつきのバッグと、ストレッチポールを持った姿で、とりあえず歩き始めて、駅から数十メートル地点に至ったとき、背後から、「おーい、衿野さん!」の呼び声が。
「そういう格好でマラソン走りに来る人は、衿野さんぐらいだからな。すぐわかったよ。たもん荘に行くの? 乗せてってあげるよ」
耐久山岳マラソンの、事務局の重鎮に送っていただく車中、今年の「選手宣誓」を務める予定の、医師でありランナーでもあるRさんの話が出ました。
「彼は、どこに泊まるんだろう?」
「たもん荘ですよ。今夜は、どの旅館も満杯ですからね。私の所属するランニングチーム、インテグラルの『男子部屋』に、彼も泊まることになっているんです」
そんな会話をしていたら、私のケータイがピリピリと鳴る。当のR先生からの電話でした。事務局の重鎮にケータイを渡し、モロモロが、一挙に片付く。
ウォーキング・コースの最後尾をご公務で歩く、市役所職員の某様や、そのご親戚で、私の”妹分”となったY嬢、みんな琴梅先生ネットワークです。
マラソン本番、スタートして、10分ぐらい、たったときだったでしょうか。
「衿野さ~ん!」
背後から、声をかけていただきました。おおっ、Nさんではないですか。やはり「駒形どぜう」つながりで、ホノルルにて、お寿司をご馳走になったFランナーの、お友だち。
「Fさんに、この大会で、衿野さんが走ると聞いていたから」
ありがとう、ありがとう。
それから向かう「駒の湯」。
琴梅グループと、インテグラルの混成チームとなった今回は、一台の車には乗りきれません。
浦佐周辺&お江戸の講談・落語関係で、強力なネットワークを築いているN様の、快適すぎる新車だけでは足りない。というわけで、某市議会議員様に、車をお借りして、二台で向かったのでありました。
駒の湯の朝。
五時に目覚めて、お風呂へ。
なぁんだ、みんな、いるじゃないか。
ここ駒の湯は、バスタオルをさらに大判にしたサイズの、ジャージー素材の布を、大量に用意してあり、それを身体に巻きつけて、お風呂に入ることができます。
脱衣所にも配慮あれこれ、「世界一、入りやすい混浴」だと思います。
そしてまた、ケータイは圏外で、電気も通じていない自家発電の宿なのに、ウォッシュレット完備で、ロビーでは自由にコーヒーが飲めて、館内のあちこちには、生け花が飾られている。私が泊まった部屋には囲炉裏がある。
ビール等は、ロビーにある冷蔵庫に入っていて、飲みたい人は、かたわらに置かれた伝票に、自己申告して支払うのです。
なくてもいいものは、何もなく、あって欲しいものは、すべてある。最高の宿です。
貸切できる露天風呂も二つあり。琴梅チーム&インテグラル、みんなで混浴を満喫いたしました。
マラソン前の恒例、プチ禁酒明けの私には、お酒がおいしくて、おいしくて。「緑川」を大量に差し入れしてくださったN様、ありがとうございました。
さて今は、月曜の朝。
皆様の威を借るVIPの旅は続く。
まずは某市の市長室にて歓談。
次いで「大力納豆」にて、私が”姉”にと勝手に慕わせていただいている社長手ずから、お茶のご接待。丸茄子漬け、糸瓜。社長のおすすめに従い、西福院を拝観したあと、「越後ワイナリー」のレストランへ、地元市会議員様の運転で、送っていただく。
和食の続いた、この数日。久しぶりの洋食です。
越後ワイナリーの、ハンバーグは、身体にしみこむ。しかも付け合せの野菜が、ただごとではない。オクラ、ししとう、アスパラ、茄子、ブロッコリ、じゃがいも、モロッコいんげん、とうもろこし、その他と、多彩かつ美味でした。
9月 6, 2010 旅行・地域 | Permalink | トラックバック (0)


































































